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マイニング経済圏を目指す『mine』とは!?ベストセラー書籍を翻訳した中上分維氏へインタビュー!仮想通貨mineが目指すものに迫る! | 『注目ベンチャーインタビュー』mineプロジェクト 中上分維

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書籍mineを翻訳した中上分維さん

皆さんはmineという仮想通貨プロジェクトをご存知だろうか?
YouTuberのラファエルさんがmineのマイニング工場を取材したり、東京でも地下鉄の中吊り広告が出ていたりと、話題になっているプロジェクトだ。
そんなmineは、名前から連想されるようにマイニング事業を柱としたプロジェクトだが、実は単なるマイニング事業ではない。『マイニング経済圏』なるものを構築し、仮想通貨を一般層へ広く普及させようとするものだ。
今回の取材で分かったことだが、mineは壮大なビジョンを持っており、その全貌がmineの創始者であるジョージ氏によって記されているのが、Amazonでベストセラーとなった書籍『MINE』だ。

この記事は、そんな『MINE』の日本語訳を担当された中上分維氏へのインタビューだ。
『MINE』は、mineの創始者であるジョージ氏が書いた本で、mineプロジェクトの概要はもちろんのこと、その背後にある壮大なビジョンが記されている。今回のインタビューでは2014年よりジョージ氏とコンタクトをとっており、また同書を翻訳した中上氏に、mineの成り立ちから目指す世界まで、mineに関する様々なことを聞いた。mineの詳細を知りたい方は必読だ。

中上分維氏へインタビュー!書籍『MINE』を訳すに至ったきっかけは?

書籍mineを翻訳した中上分維さん

記者:中上さんが書籍『MINE』を訳されるに至ったきっかけを教えていただけますか?

中上氏:
「はい。私は4年程前から仮想通貨やブロックチェーンに関心を抱き、BitcoinやEthereumはもちろんのこと、マイニングの研究もしておりました。その後仮想通貨に関わることが多くなり、プロジェクトのマーケティングをお手伝いしたり、プロモーターとして仮想通貨イベントの企画等も行うようになりました。
そんな中で、ジョージさんとはネット上で知り合いました。「自分が考えてきたmineの構想を実現化したい」という話をジョージさんから受けまして、その頃からmine構想についてメールでやり取りをしてきました。」

記者:なるほど。ジョージさんというのはどういう人物なのですか?

中上氏:
「ジョージさんは、その全貌はあまり知られていないものの、私がやり取りをさせていただいた中で感じたこととして、技術面への理解が非常に深く、プログラミングもできる人物でありながら、仮想通貨や社会のことをマクロな視点で考えているビジョンニストです。
ジョージさんは初期の頃から仮想通貨に関わっていたようで、2014年頃からmineの構想を練り始めたそうです。ご自身でも内モンゴルでマイニング工場に出資していて、マイニングの実証実験をされていました。mine構想がマイニングの部分で成り立つことは分かったものの、私とのやり取りでは、「マイニング経済圏」を構築するにはどうすれば良いか、ということを話していました。

仮想通貨は、モノと交換したり、決済で使ったりという用途ではまだ広まっておらず、投機的な部分が大きいのが実情です。ビットコインを使って「便利で良かった」という声はあまり聞きません。どうしても、値段が上がるか下がるかばかりで見られているので、どうすればこの課題を解決できるのか、どうすれば本当の実用化に至ることができるのかを考えたときに、mineの構想に至ったということです。なのでmineというプロジェクトは、マイニングをやろうというものではなく、仮想通貨を普及させようというものだと言えますね。」

mineはその立ち上げ時期、ジョージ氏と中上氏のやり取りの中で錬られていったようだ。現在、プロジェクト自体はフィリピンの専門家たちが舵取りを行っており、ジョージ氏は全体像を描く立場であるとのこと。
では実際のところ、mineというプロジェクトはどういうものなのだろうか?

mineプロジェクトの内容

mineはその名の通りマイニング事業を中心に据えたプロジェクトだが、mineトークンを保管するmineウォレットは、mineプロジェクトが独自発行するデビットカードと連動しており、mineトークン、BTC、ETH等、mineウォレットで保管できる全てのトークンをデビットカードで決済できる。また、mineウォレットにmineトークンを保管しているユーザーには、mineプロジェクトのマイニングファームで得られる収益の一部が、保有しているmineトークン量に応じて分配される。ちなみにmineのマイニングファームは、mineが行っているICOで得られた資金を元に設立される。

中上氏に確認したところ、ジョージ氏を始めとしたmineの関係者がこれまで独自にマイニングファームを運営しており、これらのファームで得られた知見がmineのマイニングファームに活かされるとのこと。
ちなみにmineは今年の3月に行ったプライベートセールで得た資金を元に、現在中国のウイグル自治区にマイニング工場を設立中で、この様子はYouTuberのラファエルさんの動画でも紹介された。なんとこの工場は中国政府の認可を得ているという。(中国はマイニングへの規制が頻繁に変わるので、政府の認可を得られているのだとしたら、それは貴重なことだ。)
現在、上記工場では500台ほどのマシンが稼働しており、年内には1万台に達するだろうと中上氏は語る。

mineがマイニング事業を中心に据えているのは分かったが、ではmine全体としてはどういうプロジェクトになっているのだろうか?

mineのデビットカード機能

書籍mineを翻訳した中上分維さん

中上氏:
「mineはマイニングがもちろん中心となりますが、仮想通貨を普及させる様々なソリューションを提供します。
その中の一つがデビットカードです。mineはデビットカードによる仮想通貨決済を実現するためにコモロ諸島の銀行と提携し、mineウォレットとデビットカードを連動させています。
カードというのは決済として馴染みがあり、誰にとっても扱いやすいものです。今までは仮想通貨とモノ・サービスは交換ができませんでしたが、デビットカードによりそれが可能となります。多くの方に仮想通貨を普及していくには、デビットカードのようなソリューションは良いきっかけになると考えています。皆んながmineのデビットカードを持っているという状態を目指したいですね。」

MoTも掛け合わせた「マイニング経済圏」

mineでは、マイニング、デビットカード、そしてMoTと呼ばれる「Mining of Things (モノのマイニング)」を掛け合わせて、マイニング経済圏なるものを構築しようとしている。誰もが簡単に日常生活で仮想通貨を使用でき、簡単にマイニング収益を得て、仮想通貨の経済圏がさらに広がることを目指したものだ。

中上氏:
「マイニングというのは言葉としても敷居が高いように感じます。「金を掘る」というのはわかりやすいですが、仮想空間にあるものを掘るというのはなかなか捉えがたいものです。そういうものを、マイニング経済圏として、MoT(モノのマイニング)という機能も合わせて普及させていきたいと考えています。
例えばテレビを見て電気を使うと、その電気でマイニングができて、mineトークンが受け取れる。MoTで、モノとマイニングを掛け合わせ、マイニングがもっと広まれば、仮想通貨がもっと普及するのではないかと思います。そして、デビットカードでの決済の一部がmineトークンで返ってくる。消費が投資に変わり、しかもそのまま持っていると、配当としてマイニング収益がmineトークンでまた入ってくる。
この循環が進めばマイニング経済圏がもっと拡大し、マイニング工場も大きくなり、ベーシックインカムのようなことも可能になるかもしれません。そうなれば本当のマイニング経済圏ですね。」

ちなみに、マイニングがmineの中心に据えられている理由は、仮想通貨を支えている根源がマイニングにあるからだとのこと。仮想通貨の実用面については、周辺プログラムがハッキングされる可能性はもちろんあるが、マイニングは仮想通貨を根源で支える土台だ。マイニングを広めることで、”仮想”とは言え、信頼のある実態に支えられているという認知が広まり、多くの人に仮想通貨が使われることに繋がると考えているそう。

mineで目指したい世界

これからmineを通じてどのような世界を創っていきたいと考えておられるのかを聞いてみた。

中上氏:
「まずmineに関しては、例えば今仮想通貨の基軸通貨ばビットコインで、1BTCがいくらかを計算し、その値段でリンゴがいくつ買えるか、ということを考えますが、mineが普及することで、1mineでりんごがいくつ買えるか、という発想になることを目指したいです。そこまでいって初めて通貨としての役割になると思います。法定通貨を介さないということですね。デビットカードやMoTを統合して、そういうレベルを目指したいですね。

そして私自身のビジョンとしては、2030年までにはキャッシュレス時代がくると思っています。むしろそうなるべきだと考えていて、自分も普段からカード決済を心がけるようにしています。
一つのデバイスで全てが行える社会がまもなく誕生する、mineがそのきっかけとなり、技術によって社会が変わる流れに自分も携われたらなと思っています。

書籍mineを翻訳した中上分維さん

記者:なぜそういう社会が良いと思われますか?

中上氏:
「そうですね、まずは単純に、時間が作れるからです。現金のやりとりは、例えば1回あたり30秒かかるとすると、これが世界中で行われているので、人類全体でかなりの時間の無駄となります。今の医療では人間の寿命を伸ばすことはできないので、いかに社会をスマートにし、有意義なライフスタイルを構築できるかが重要だと思います。テクノロジーの進歩に携わり、そういった社会を創っていきたいです。」

仮想通貨に必要な要素を掛け合わせた”mine”

mineはマイニングという事業を土台として、デビットカードによる決済、そしてMoTで日常にマイニングを溶け込ませ、仮想通貨の広範囲な普及を目指すプロジェクトだ。

中上氏から聞いたジョージ氏との逸話や、mineの構想に隠されたビジョンは非常に興味深かったが、壮大なビジョンの代償として、これが実際に実現可能かについては、これからのmine運営陣の手腕が試されることだろう。
取り急ぎ、マイニングファームはこれまでの知見を活かして着実に進められる事業なので、あとはその土台に乗る様々なツールが無事機能することを目指したい。

仮想通貨によってスマートな社会を目指すmine。新進気鋭なこのプロジェクトを是非見守っていきたい。

mineのオフィシャルサイト

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