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注目ベンチャー

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資金調達仲介、M&Aアドバイザリー コンサルティングサービスにも強み / 注目ベンチャーインタビュー インタビュー後編

シンアカウンティングサービス株式会社 代表取締役社長 上田昌宏

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会計サービスを会計事務所に広めプラットフォームの構築へ

同社は、クラウド化した会計サービスを積極的に展開する計画を固め、ダイレクトメール送付等様々な営業ルートによって新規クライアントを開拓していく。

その次に計画しているのは、会計事務所への普及である。「10book」の利用を会計事務所に普及させる過程で、おのずとプラットフォームが構築され、新事業も創出しやすくなるだろう。

同社はコンサルティングサービスも手がけ、経営力向上計画策定、資金調達仲介、企業価値算定、M&Aアドバイザリーなどを提供している。これらのサービスを提供するバックグラウンドになっているのが、上田氏のキャリアである。

1979年生まれの上田氏は、明治大学経営学部を卒業して、02年に中央青山監査法人に入職した。金融部に勤務し、国内外の金融機関、ファンド、SPCなどの会計監査に従事。中央青山監査法人の後身・みすず監査法人では、上場準備会社支援を中心に製造業、建設業、サービス業など一般事業会社の会計監査に従事した。07年に上田公認会計士事務所を設立。08年よりサン共同会計事務所にパートナーとして参画し、12年にシンアカウンティングサービスを設立した。

「ベンチャー企業を支援する当社も、設立5年目のベンチャー企業」

このキャリアから、上田氏は会計監査だけでなく、金融全般と株式上場にも精通している。

クライアントの成長段階に応じたサービス提供体制も整備し、クライアントが年商5億円を超えたら、より専門性の高いサン共同会計事務所に引き継いでクライアントの個別事情に対応していき、株式上場や上場企業への売却といった展開にも対応している。

「ベンチャー企業を支援している当社も、設立5年目のベンチャー企業です。試行錯誤しながらサービスを開発してきました。クライアントの成長過程に合わせて、役に立つサービスを提供していきたいと考えています」(上田氏)

提供サービスは会計・金融関連業務に絞り込み、HR業務やマーケティングなどにまで手を広げない方針だという。“総合化”による経営資源の拡散を熟知しているのだ。会計監査経験に経営経験を積み重ねた上田氏は、冷徹に社業の推移を見据えている。

同社の理念は「真にクライアントの発展に寄与するプロフェッショナル集団であり続ける」

その趣旨を上田氏はこう説明する。

「メンバー一同がつねに真にクライアントのためになることだけを考え、アドバイスをし、手を動かす。クラアントにとっては時には耳障りなことを言うかもしれませんが、それがクライアントの発展のために改善が必要なことであれば素直にお伝えする。そんなプロフェッショナル集団でありたいと考えています」

クライアントに対して耳障りな発言をすれば、契約を解除されるかもしれない。そのリスクを懸念して、指摘すべきことを控えてしまう会計事務所も、けっして少なくない。上田氏の本音はどうなのか。

「耳障りな指摘を嫌がって契約を切るところもあるかもしれませんが、それでも構わないとスタッフには話しています。まだまだ力不足の面もありますが、弊社ではこの基本的な理念を忘れず、つねに組織全体で自己研鑽し、つねにより高いレベルのクライアントサービスをめざしつづけています」

シンアカウンティングサービスは是々非々の姿勢でクライアントに向き合う覚悟を固めている。

インタビュアー

経済ジャーナリスト

小野 貴史

株式会社トラフィックラボ

代表取締役社長

清水 彰人

前編はこちら >> 会計顧問報酬は相場の3分の1公認会計士と税理士が直接担当

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