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熱中の肖像

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会員数29万5000サロン 過去1年の購入ユーザー数は9万 / 熱中の肖像 インタビュー後編

株式会社ビューティガレージ 代表取締役CEO 野村秀輝

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代金請求も業界慣習を変え全額を前金で受け取る方式

ビューティガレージは2013年に東証マザーズ上場。理美容・エステの機器と化粧品の物販、店舗設計・施工管理、さらに開業資金調達支援や物件仲介、集客支援などのソリューションの3事業で、理美容・エステサロン、リラクゼーションサロンなどをワンストップで支援するビジネスを確立した。

この過程でリスク対策にも手を打つ。サロンの大半が個人店であることから、売掛金回収リスクが発生しやすいと考え、全額を前金で受け取る請求方式に切り替えたのだ。これも中古品販売と同様に業界慣習に背くが、サロン経営者は反発しなかったのか。

「当初は反発もありました。ただ『当社はこの方法で取り引きさせていただいています』と説明して、受け入れていただけるようになりました」(野村氏)

株式会社ビューティガレージ 野村秀輝 画像3

2016年4月通期の連結売上高は83億9300万円(前期比15・4%増)、経常利益は為替予約の評価損の影響で微増にとどまったが、4億1900万円(7・2%増)を計上した。事業別売上構成比は物価事業77・2%、店舗設計事業19・3%、ソリューション事業3・5%という内訳である。

通販サイトの登録会員は2016年10月時点で29万5000サロン、過去1年間に購入履歴のあるアクティブユーザー数は9万を数える。会員数、アクティブユーザー数とも着実に伸びつづけ、来期は経常利益5億2000万円を見込んでいる。

理美容専門商社として日本一に就く夢に日付を刻む

業界のルールを変え、新たなスタンダードを築いた野村氏は、若手経営者に「大志を抱いて真っすぐに王道を歩め」と呼びかけている。

「起業する動機はお金が欲しいことでもよいでしょう。しかし、志がなければお金が貯まった時点でモチベーションが止まってしまい、お金を皆で山分けしようとか、見栄を張るような行動に走ったりして、会社も停滞してしまいます」。

株式会社ビューティガレージ 野村秀輝 画像4

たとえば、一時期、小金をつかむと飲食店を開くベンチャー企業経営者が目についたが、成長発展の途上でよそ見は不要である。野村氏は「お金が貯まるというのは小さな成功にすぎず、起業家がそこで満足してはいけません。だから大志を抱くことが大切なのです」と強調する。

1967年生まれの野村氏は現在49歳。ある夢に日付を刻んでいる。2025年には、同社が保有するメーカー、専門商社、IT企業、ソリューション提供という4つの機能のうち、まず専門商社として国内トップに就く。この夢を実現したら、2030年には美容業界全体のトップに台頭する。これが「開業と繁盛を総合支援するサロンコンシェルジュNo.1企業」をビジョンに掲げる野村氏の近未来スケジュールである。

インタビュアー

経済ジャーナリスト

小野 貴史

KSG

ヴァイスプレジデント

関 幸四郎

前編はこちら >> 理美容業界のルールを変えて サロン経営をワンストップで支援 | 熱中の肖像 インタビュー前編

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