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熱中の肖像

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4つの重点テーマに継続的に取り組み アセアンでも外食と食品製造を構想 / 熱中の肖像 インタビュー後編

イートアンド株式会社 代表取締役社長 文野 直樹

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幾層にもおよぶ戦略で築く勝ちパターン

こうしてイートアンドは、BtoBとBtoCを組み合わせた幾層にもおよぶ事業を展開している。同様の重層型戦略は、農業・漁業から物流・加工、飲食店経営に至る「生販直結モデル」を推進するエー・ピーカンパニー、あるいは外食事業のノウハウを同業他社に提供する「プラットフォームシェアリング事業」を行なう「きちり」にも見て取れる。

3社とも独自の勝ちパターンを築き上げたのである。文野氏は次世代の経営者にもこう助言する。

「2~3店舗が当たると単なる多店舗展開に走る経営者が目につくが、自社が勝てる土俵を発掘して、何段にも重なったノウハウを確立することが大切だ。もし業態開発力で勝負したいのなら、天才たちと同じ土俵に立つことを認識しなければならない」。

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「スローガンを突破する力」で40期を迎える

イートアンドは2015年度に①メディア戦略の見直しによるエリア販促の強化②大阪王将ブランドのリモデル③外食新業態の確立④食料品開発の強化と提案営業―の4つを重点テーマに掲げ、15年3月期の売上高208億円を16年3月期に218億8000万円、経常利益3億1300万円は4億7500万円に伸ばす見通しだ。

439店だった店舗数は465店に拡大させる計画を立て、多言語対応やハラル対応も視野に入れ、インバウンド需要の開拓にも注力する。

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15年度に掲げた4つの重点テーマには引き続き取り組むが、16年度には新たな方針を打ち出す。この数年、社内の年間スローガンを「全身クリエイティブ」「新たな価値の創造」などクリエイティブ系統の表現に定めてきたが、16年度には「突破する力」を掲げる。決意にあふれた言葉である。

このスローガンには特別な意味が込められている。イートアンドは16年度に40期を迎えるのだ。

「節目の年にあたって、これまでの努力を成果に変えたい。これまで努力してきてコップの水を一杯にしたが、もうひと頑張りすれば、成果として水をあふれさせることができる。“もう1ミリ頑張ろうぜ”という趣旨で2016年のスローガンを『突破する力』とした」。

新しい時代に入ってゆく最後の決め手は突破力――文野氏はそう考えたのである。

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インタビュアー:KSG ヴァイスプレジデント 後藤 哲侍

前編はこちら >> 売上構成比は外食53%、食料品販売47% 商品開発の強みは外食446店舗のマーケティング

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