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2017年2月第3週のIPO・株式上場まとめ:株式会社日宣

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2017年2月第3週にIPO・株式上場した、株式会社日宣について振り返ります。

 

株式会社日宣のIPO概要

上場日:2017年2月16日
会社名:株式会社日宣
事業内容:広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供
市場:ジャスダック市場(スタンダード)
主幹事:大和証券
公募価格:1,600円(時価総額3,040百万円)
資金調達額:320百万円
初値:3,000円(公募価格に対する騰落率87.5%)
初値時価総額:5,700百万円

上位株主

・大津裕司(社長)23.99%
・有限会社オオツコーポレーション22.61%
・大津穣(会長)13.52%
・日宣社員持株会12.17%
・ジャフコV2共有投資事業有限責任組合6.52%

業績推移

【2014/2期】 売上高3,153百万円、経常利益204百万円、当期純利益106百万円

【2015/2期】 売上高3,939百万円、経常利益190百万円、当期純利益84百万円

【2016/2期】 売上高4,338百万円、経常利益331百万円、当期純利益199百万円

【2017/2期(予想)】 売上高4,517百万円、経常利益382百万円、当期純利益241百万円

※2014/2期は単体決算、2015/2期以降は連結決算

 

事業内容

・同社の事業内容は、広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供、とされているが、主に「放送・通信」、「住まい・暮らし」、「医療・健康」の3領域の企業に対し冊子を発行することによるセールスプロモーションを展開している。

・特に「放送・通信」領域においては、ケーブルテレビ各局に対し加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」(月刊誌)を企画・制作し約150万部/月を発行しており、2016/2期の売上では「放送・通信」領域が約半数の売上を占める状態となっている。

・一方、「住まい・暮らし」領域においては、40年以上に渡り住宅メーカー向けのセールスプロモーションを手がけており、安定的な受注を確保している。

業績について

・2016/2期の売上高43億円、経常利益3.3億円でジャスダック市場(スタンダード)に上場申請。

・2014/2期以降、着実に業績を伸ばしており、上場翌期の2017/2期決算も売上高45億円、経常利益3.8億円と増収増益の計画となっている。

株主について

・筆頭株主の大津社長以下、2位は社長一族の資産管理会社、3位大津会長の上位3者の株主でシェア約60%と、安定的な株主構成となっている。

・大手VCのジャフコが、投資事業組合にて第5位株主でシェア6.5%を保有している。

IPOの結果

・主幹事は大和証券。

・公募価格1,600円は予想PER11.3倍であり、若干株価を抑え気味での株価設定となっていた。

・初値は3,000円となり、公募価格に対する初値騰落率は87.5%。公募価格を大幅に上回る価格でのIPOとなった。

日宣のIPOまとめ

・設立1953年で売上40億円、経常利益3億円の中堅規模の会社のジャスダック市場へのIPO。公募価格を予想PER11.3倍と保守的な価格設定を行ったこともあり、公募価格に対する初値騰落率は87.5%となりIPOは成功。

・日宣より前の2月10日にIPOした安江工務店は初値騰落率が4.0%であったものの、日宣は87.5%となり、東京証券取引所の日々の売買代金が2兆円台前半とさえない中でも、引き続き投資家のIPO市場への注目が継続していることが確認できた銘柄ともなった。

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