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特集 IPO情報

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2017年3月第2週のIPO・株式上場まとめ:株式会社ロコンド

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2017年3月第2週にIPO・株式上場した、株式会社ロコンドについて振り返ります。

株式会社ロコンドのIPO概要

上場日:3月7日
会社名:株式会社ロコンド(コード3558)
事業内容:通販サイト「LOCONDO.jp」の運営及び物流プラットフォーム等の提供
市場:東証マザーズ市場
主幹事:野村証券
公募価格:1,850円(時価総額9,565百万円)
資金調達額:1,709百万円
初値:2,625円(時価総額13,572百万円)
公募価格に対する初値騰落率:141%

上位株主

・ アルペン 16.61%
・ アント・リード・グローバル投資事業有限責任組合 15.58%
・ ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 10.78%
・ テクノロジーベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 10.22%
・ 田中裕輔(社長) 9.54%

業績推移

2014/2期 売上高1,093百万円、経常利益▲516百万円、当期純利益▲517百万円

2015/2期 売上高1,693百万円、経常利益▲633百万円、当期純利益▲635百万円

2016/2期 売上高2,227百万円、経常利益▲207百万円、当期純利益▲209百万円

2017/2期(予想) 売上高2,828百万円、経常利益194百万円、当期純利益320百万円

事業内容

・同社の事業内容は、通販サイト「LOCONDO.jp」の運営(ECサービス)及び、自社サイトで培った物流ノウハウのプラットフォームの提供(プラットフォームサービス)の2つの事業から構成。しかしながら2016/2期の売上構成比はECサービス1,983百万円、プラットフォームサービス244百万円となっており、売上の約90%はECサービスから計上されている。

・「LOCONDO.jp」は主に靴とファッションの通販サイト。即日出荷、送料無料、サイズ交換無料、返送無料という4つのサービスを特徴として事業を拡大。

業績について

・公開申請決算期の2016/2期は売上高2,227百万円、経常利益▲207百万円。2014/2期以降増収そして赤字幅の減少がなされてはいるが、赤字決算での公開申請となっている。

・ただし上場日は3月7日で既に2017/2期は終了しており、期越上場となっている。その2017/2期は売上高2,828百万円、経常利益194百万円と増収黒字転換を予想。期越え上場を行うことで、2017/2期の黒字達成の確度を高めた上でのIPO、という形となっている。

・尚、2017/2期は「経常利益194百万円<当期純利益320百万円」となっている。特別損益の計上はないものの、繰延税金資産の戻し入れの発生が「経常利益<当期純利益」の背景となっている。

株主について

・上位5位の株主中3社がVC株主。田中社長の株主シェアは9.54%と低めになっている。

・VCは8社で約60%の株主シェアを有しており、VCシェアが極めて高い会社のIPO。

・尚、筆頭株主のアルペンはスポーツデポ、アルペン等のスポーツ用品店を展開の会社(東証1部3028)。

・VC株主の大半は上場後90日もしくは株価1.5倍のロックアップ契約を締結した上でIPOを迎えている。

IPOの結果

・主幹事は野村証券。

・公募価格1,850円。2017/2期の予想EPS(1株当たり当期純利益)194.8円であり、予想PER9.4倍での値付けとなっている。

・上場初値は2,625円となり、公募価格に対する初値騰落率は141%となった。

 

株式会社ロコンドのIPOまとめ

・筆頭株主が上場会社のアルペンではあるものの、VC比率が約60%と高く、また公開申請決算期も赤字という、ベンチャー企業型のIPO。

・公開申請決算は赤字であったが、期越上場を選択し、上場後の黒字決算予想を確実なものとした上でのIPOとなっている。

・VC比率が高い銘柄ではあるものの、初値騰落率141%となり、IPOに成功。

・2017年のIPO市場は公募割れを起こすことなく好調に推移している中、同社のようにVC比率の高い銘柄においても公募割れは発生せず。

・日経平均が19,000円付近で値動きが停滞中の上場市場に対し、IPO市場はVC比率が高い銘柄においても公募割れを起こすことはなく、IPO市場の力強さを証明することとなった銘柄となった。

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