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ブイエムシー、産業技術総合研究所とロボットシミュレータ開発に関する共同研究契約を締結

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株式会社ブイエムシー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:永瀬 純)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下 産総研)とロボットシミュレータ開発の共同研究契約を締結したことを発表した。

この研究は、スウェーデンの物理エンジン開発企業Algoryx Simulation AB(本社:Sweden、CEO:Kenneth Bodin、以下 Algoryx)とも連携して実施し、Algoryxが開発する物理エンジン(注1)「AGX Dynamics」を、産総研が開発を進めるロボットシミュレータ「Choreonoid(コレオノイド)」へ実装し、現在のロボットシミュレータでは困難な複雑、多様なロボット、さまざまな災害現場環境のシミュレーションに対応できるロボットソフトウェアの開発を目指す。

■共同研究概要
共同研究により以下の機能追加と性能向上を目指す。
(1)機能追加
●災害対応ロボットが行う作業を実現するための機能
・クローラモデルの精緻なシミュレーションと不整地踏破
・災害現場で必要な物体の破壊
・消火ホースを使った消火活動
・多量な瓦礫などの除去・運搬
・変形地面の再現
・電源ケーブル取り回しなどのケーブルシミュレーション

(2)性能向上
●同時にシミュレーションを行うことができる環境の規模拡大
●シミュレーションの安定性向上

(注1)物理エンジン:シミュレーション内で生じる物理現象・挙動を計算するためのソフトウェア。物理運動シミュレータの一部を構成し、シミュレーション速度、正確性を左右する重要な部品となる。