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ガイアックス、シェアサイクルサービス運営のコギコギに出資

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ガイアックスは、連結子会社の株式会社GXインキュベート(以下GXI)が運営するシェアリングエコノミー1号投資事業有限責任組合(以下シェアリングエコノミーファンド)を通じ、スマートフォンで解錠するGPS付きシェアサイクルサービス「COGICOGI SMART!(コギコギスマート、http://cogicogi.jp/)」を運営するコギコギへ出資を実施した。

COGICOGIの提供するシェアサイクル「COGICOGI SMART!」は、カフェやホテルに設けられた「貸し出しポート(専用駐輪場)」を拠点に自転車の貸出や返却を行い、「好きなポートで借りて、好きなポートで返す」ことができるサービス。スマートフォンで施錠管理できるスマートロックとGPSを搭載しているため、使用後の自転車はどこのポートでも返却可能という従来にない利便性を実現した。利用者は、Web上でCOGICOGIのポートを検索し、片道のみの利用もできるなど、目的に応じた利用が可能。

利用料金は一日会員は1500円/日、月額会員なら2000円/月。(いずれも毎回1時間以内の利用であれば何回でも利用可能。1時間を超過した利用をした場合は超過1時間毎に100円の延長料金が発生。

■2007年にフランスのパリ市がスタートさせたセルフ貸し自転車サービスVelibは、利用件数が2011年6月時点で1億件を突破。ドイツでは、2013年1月、連邦政府が「全国自転車計画2020年」を発表し、シェアサイクルが国家的プロジェクトになっている。オランダでは、鉄道と連動したOV-fietsというサービスが展開され、アムステルダムでは2020年までに3.8万台の駐輪スペースの増設が計画されている。韓国では、交通手段として自転車が定着しているとは言えない中、政府が国家自転車道路基本計画を策定した。
現在、世界中でおよそ1000を超えるサービスが提供され、100万台以上の自転車がシェアされている。

■2014年、東京五輪・パラリンピックのための街づくりの参考のため、東京都知事はロンドンを訪問し、ロンドン市長と会談。「自転車専用レーンを2倍に拡張し、シェアサイクルも広げる」趣旨の発言をした。2010年、ロンドン市長は実際に「London Cycle Revolution 」での交通政策の柱として自転車の利用促進を行った。目玉政策としてシェアサイクルサービスであるBarclays Cycle Hireを導入し、その普及に成功している。
東京都の予測によれば、五輪期間中、東京メトロと都営地下鉄の乗降客数は一日当たり平均850万人で、従来比10%以上増加するといわれている。東京オリンピックを契機に、シェアサイクルの需要は拡大していくことが予想される。