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ソフトバンク、スマホ向けオンライン証券会社「OneTapBUY」へ出資

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ソフトバンクと、スマートフォン向けのオンライン証券会社であるOne Tap BUYは、フィンテック分野における個人向け投資管理サービスの事業推進を目的として、2016年3月にソフトバンクがOne Tap BUYに10億円を出資したと発表した。

One Tap BUYは、日本で初めて※1スマートフォンで証券取引に関する全ての手続きを行えるオンライン証券会社。2015年12月に第一種金融商品取引業者として登録し、2016年6月1日より、スマートフォン向け株式取引アプリケーション「One Tap BUY」を提供開始した。通常、スマートフォンでオンライン証券を利用する場合、10タップ以上画面操作が必要ですが、「One Tap BUY」は「ロゴマークで銘柄選び」「買う(売る)」「確認」の3タップだけの簡単操作で株を売買でき、見やすいデザインレイアウトにより一目で投資した株式の状況を確認することができるなど、スマートフォンで株式取引をする際の使いやすさを徹底的に追求した点が特長。現時点では、アップルやコーチ、コカコーラやウォルトディズニーカンパニー、フェイスブック、スターバックスコーポレーションといった30銘柄の有名海外ブランドの米国株を1万円単位で購入が可能。今後は2016年度内に、日本株・ETF※2の取り扱いも開始する予定。

現在、日本においては、「まとまった資金がない」「リスクが怖い」「株式投資のことがよく分からない」など、個人の株式投資へのハードルが高いのが現状。こうした中、スマートフォンを通じて誰もが気軽に、簡単に投資ができる環境を作り、多くの投資未経験者に投資を身近に感じてもらいたいという思いから、One Tap BUYは本アプリケーションを開発した。サービス開始から3万5千件を超えるアプリケーションのダウンロードがあり、20代から60代まで幅広い層のお客さまが利用しているとのこと。特に20代後半から40代前半の年齢層の方が多く、また、全利用者の半数以上の方々が投資未経験となっており、 One Tap BUYは新しい個人投資家市場を開拓している。

ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せに」という経営理念のもと、時代に必要とされる最先端のテクノロジーと最も優れたビジネスモデルを用いて、スマートフォンによる各種サービスの拡充を図っています。今回の出資は、One Tap BUYの革新的なビジネスモデルによるスマートフォンに特化した株式取引サービスの将来性と、ソフトバンクの目指すフィンテック事業の方向性が一致したことが、その背景にある。

今後、One Tap BUYとソフトバンクは、より緊密なパートナーシップをもとに、両社サービスの連携を図り、お客さまの利便性と付加価値の向上を目指していくとしている。

※1 One Tap BUY調べ。
※2 上場投資信託「Exchange Traded Fund」の略称です。証券取引所に上場しており、株価指数などの指標の動きに連動する運用成果を目指す投資信託です。