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オイシックス、アグリテックベンチャーのルートレック・ネットワークス社と事業資本提携

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オイシックス【3182】は、2016年 10月に設立した「フードテック」専門の戦略投資部門である「フードテックファン ド」の第 1号案件として、アグリテックベンチャーであるルートレック・ネットワークス社と事業資本提携を行うことを合意したと発表した。

1. 事業資本提携の背景
オイシックスは、安心安全な高付加価値食品をインターネットで販売することを主力事業としており、「豊かな食生活をより多くの人へ」という企業理念を掲げ活動している。オイシックスの企業理念を実現するための食に関する企業との取組を推進するために 2016年 10月に「フードテックファンド」 部門を設立した。 ルートレック・ネットワークス社は最新の AIや IoT技術により生産者の作業を代替し、地域特有の農業データの収集・分析・提供を行うことで、生産者の収益向上に貢献する食と農のプラットフォームを提供している。具体的には土壌にセンサーを埋め込み、土壌の状態を測定し、 自動で水や施肥を供給する仕組みを提供している。また、栽培に関するビッグデータを蓄積・ 活用することで、生産コストの削減だけでなく、収量の拡大にも寄与する仕組みを提供している。 オイシックスの将来的な事業成長において、高付加価値な青果のサプライの確保や生産コストを低減することによる仕入れ価格の抑制などの課題に対して、ルートレック・ネットワークス社の技術を活用することで解決できる可能性を検討するために、事業資本提携を行うことを合意した。

2. 事業資本提携の内容
【事業提携】
①オイシックスの提携する生産者へのゼロアグリの紹介  オイシックスの契約する約 1000 の生産者へ紹介することでゼロアグリの普及の拡大に寄与するとともに、生産コストの抑制や、収量の増加、品質の安定化の推進を図っていく。

②栽培管理に関する加工分析データの一部提供  ルートレック・ネットワークス社が保有する栽培に関するビッグデータを統計的に加工分析したデータの提供を受けることで、収穫時期の予測などを行っていく。

③新規サービス・機能のベータ版の提供  ルートレック・ネットワークス社が新たに開発するサービスや機能のベータ版を先行的にオイシックスの契約する生産者に利用することで、データの蓄積を行い、品質改善を図っていく。

【資本提携】
ルートレック・ネットワークス社の株式 3000万円を引き受ける。