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朝日新聞社、夢の街創造委員会との業務提携

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株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:渡辺雅隆)と夢の街創造委員会株式会社(代表取締役社長:中村利江、以下夢の街社)は業務提携契約を締結したと発表した。

朝日新聞社は、夢の街社が運営するインターネットサイト「出前館」事業で協業する。このため、夢の街社の普通株式57万6200株(発行済株式数に対する割合5.2%)を同社の既存株主から取得予定。

出前館は2000年に飲食デリバリーのポータルサイトとして開設され、国内最大規模に成長。会員数は856万人を超え、加盟する飲食店数は1万4200店を突破している。ユーザーからの注文数は年間1352万件(2015年度実績)に上り、11月27日には1日で7万6299件と過去最高を記録した。スマートフォンアプリの全面リニューアル、「Apple Pay」や「Amazon ログイン&ペイメント」の導入などに取り組み、決済方法の多様化やユーザーの利便性向上に努めている。

こうした「スマホ時代の出前デリバリー」の需要増に応えるため、朝日新聞社の取引先である新聞販売店(ASA)は来年3月をめどに夢の街社との協業1号店を開設し、宅配代行事業に取り組む。ASAは出前館からの受注情報を受けて近隣の飲食店から商品を受け取り、ユーザーの元へ届ける。ASAは全国に2000カ所以上、従業員6万人以上を擁しており、首都圏での実証実験を経て対象エリアを順次拡大させていく計画。

夢の街社は10月、モバイルメッセンジャー・アプリケーション「LINE」を展開するLINE株式会社(以下LINE社)と資本提携。LINE社が夢の街社の株式20%(発行済みベース)を取得して筆頭株主となった。両社はLINEアプリ上で「出前館 on LINE」等のサービスを提供し、LINEが得意とする「プッシュ通知機能」などを通じてユーザーがより手軽で便利に出前館サイトを利用できるよう努めている。こうした増え続けるネットでの出前注文に対応すべく、ASAはデリバリー網を拡充し、豊富な種類の飲食物をユーザーの皆様にいち早く届ける体制を構築する。

朝日新聞社、ASA、夢の街社は協力し、これまでデリバリー機能を持たなかった地元飲食店等の宅配代行を実現させることで、地域経済に貢献していくとしている。

■    夢の街創造委員会株式会社
代表者:代表取締役社長 中村 利江
本社所在地:大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号御堂筋ダイワビル8階
設立:1999年9月
事業内容:インターネットサイト「出前館」の運営、及びそれに関わる事業

■ 株式会社朝日新聞社
代表者:代表取締役社長 渡辺 雅隆
本社所在地:東京都中央区築地5丁目3番2号
設立:1879年1月
事業内容:日刊新聞の発行ほか