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トランスコスモス、クラウドソーシング事業運営のワークシフトと資本・業務提携

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トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝、証券コード:9715)は、第三者割当増資の引受により、グローバルなクラウドソーシング事業を運営するワークシフト・ソリューションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:荒木成則)と資本・業務提携した。

専門分野を持つフリーランスや兼業・副業者を対象に、企業と雇用契約ではなく請負契約などを結び、インターネットを介して仕事の受注者を募る「クラウドソーシング」は、2009年頃から国内での利用が本格化し、2020年度には2,950億円近い市場に成長することが予測されている※1。経済産業省においても「働き方改革」の一環として、2016年11月にフリーランス人材活用に関する研究会を開き※2、今後の方向性を検討する動きがある。人口減少や雇用の多様化への対応策として、在宅勤務・就業や副業のニーズは高まっており、その受け皿としてクラウドソーシングへ注目が集まる一方、業務を発注する企業側の要望として、情報セキュリティ面での環境整備と品質管理、トラブルシューティングなどの必要性が求められている。

ワークシフトは2014年のサービス開始当初から、国内で唯一、海外関連業務に特化した総合型クラウドソーシングプラットフォームを運営し、順調に売上を拡大。世界138カ国、4万3千人以上の登録者を擁し、自治体・大手企業・大学などに対して、現地調査・多言語翻訳・Webマーケティングなどの業務でクラウドソーシングサービスを提供している。

トランスコスモスは、コンタクトセンターやデジタルマーケティング、ECワンストップサービスをはじめとするBPOサービスにおける品質管理・オペレーションノウハウを有している。

今回の資本・業務提携を通じて、ワークシフトが有する「クラウドソーシング運営ノウハウ」とトランスコスモスの「品質管理・オペレーションノウハウ」を融合させることで、一般企業の就業経験を持つなど、一定のスキルを保有しながらフルタイムで勤務することができない優秀人材を中心に、時間・場所にとらわれずそのスキルを活かし、企業側が柔軟に活用できる高品質な新しいアウトソーシング・プラットフォームを構築・強化していく。

※1 矢野経済研究所2016年10月、「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望 2016-2017」より
※2 2016年11月17日開催、経済産業省第1回「雇用によらない働き方」に関する研究会