1. TOP>
  2. ヘルスケア
  3. スマートメディカル、インデックス・ホールディングと包括提携~メディカル・ツーリズム事業等の連携を強化

スマートメディカル、インデックス・ホールディングと包括提携~メディカル・ツーリズム事業等の連携を強化

  • feedy

スマートメディカル株式会社(本社:東京、代表取締役:柴﨑 望)とインデックス・ホールディング(INDEX Holding 本社:ドバイ、代表者:Dr.アブドル・サラム・アルマダニ会長) は、2017年1月29日付で包括的な業務提携における覚書を締結したと発表した。

具体的な展開としては、UAEから日本へ向けたメディカル・ツーリズム事業および、GCC諸国でのEmotion AI 「Empath」のライセンス事業という2つの領域における提携を行っていく。将来的には健診事業をはじめとする予防医療分野での連携も展望されている。

■メディカル・ツーリズム事業における提携

今回の合意では、スマートメディカルの持つ新規の医療拠点創出のノウハウおよび地域の医療機関ネットワークを、インデックス・ホールディングの有する海外ヘルスケア事業の知見と組み合わせることによって、UAEから日本へのメディカル・ツーリズム促進のための新しいビジネスモデルを構築していく方針を打ち出した。

メディカル・ツーリズムとは、居住国とは異なる国や地域を訪ねて医療サービスを受けることで、医療を目的とした観光客の増加による経済効果や医療技術の進歩が期待される事業。日本でも経済産業省の支援により一般社団法人MEJ (Medical Excellence JAPAN) が発足されるなど、官民一体となって国際的な医療ニーズ拡大に向けた施策がなされている。

スマートメディカルは、駅ナカや駅前など生活動線上の立地に「かかりつけ医」機能を持った多診療科クリニックを企画開発するPCC(ポータル・ケア・クリニック)事業を通じて、地域の医療拠点創出による患者のケアの効率化と医療従事者のサポートを行ってきた。

一方、インデックス・ホールディングは、1928年の創業以来、医療・ヘルスケアに特化した国際イベントや学会、展示会の企画・運営をドバイで行っている他、メディカル・ツーリズムにも取り組んでおり、GCC湾岸6カ国、ドイツ、アメリカ、韓国などの諸外国に向けた活動を続けている。

今後は両社の強みを活かす形で、UAE及びGCC諸国からの患者誘致によるメディカル・ツーリズム事業の発展をめざして様々な取り組みを行っていくとしている。

■Emotion AI 「Empath」ライセンス事業における提携

Emotion AI 「Empath」は、スマートメディカルが開発した音声気分解析技術。数万人の音声データベースを元に、音声の物理的な特徴量から喜怒哀楽や感情の浮き沈みをリアルタイムで判定することができる。

この技術は、昨年10月に開催されたUAE内務省主催のイベント(Express your LOVE for UAEキャンペーン開始発表式典)に対して正式なライセンス付与を行った実績がある。

また、2016年12月2日にはUAE建国45周年を記念したアンドロイド向けアプリ「I LOVE UAE」をローンチし、UAE国内での注目度も高まっている。

今後はライセンス事業において、UAE及びGCC諸国の政府機関との強いパイプを持つインデックス・ホールディングとの連携を強化していくことにより、UAEをはじめとするGCC諸国に向けた更なる技術展開をすすめる予定とのこと。