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ホープ、Trimとの育児・ヘルスケア分野における包括的業務提携、出資金額は48,500千円

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株式会社ホープ(本社福岡市中央区、代表取締役:時津孝康)は、育児・ヘルスケア分野における高付加価値のサービスを提供することを主眼に、授乳室・おむつ交換台検索アプリ「ベビ★マ」の開発・運用及び設置型授乳室の開発を行う Trim 株式会社(本社:横浜市中区、代表:長谷川 裕介)との間で、株式引受契約を締結し、Trim の第三者割当増資に応じて Trim株式を引き受ける予定となる。
出資金額は 48,500千円であり、平成29年3月24日に予定する払込みを以って、同社の Trim に対する持株比率は約 20%となり、Trim は同社の関連会社になる見込みとなる。

同社は、自治体の持つ遊休スペースを有料広告枠として活用する「財源確保支援サービス」を通じ、地方財源の確保・改善に貢献しており、現在は自治体広告を主としたエリア限定広告と企業のマッチングサイト「LAMP」や、自治体の広報紙や新着情報を閲覧できる行政情報アプリ「マチイロ」の運営、自治体の課題解消支援を行う「BPO 支援サービス」にも着手しており、自治体とのリレーションをさらに深めている。
また、自治体広告の販売については、10 年以上に亘る実績とノウハウを有し、営業力にも強みを置いている。

Trim は、育児・ヘルスケア分野に特化した IT サービス会社として、授乳室・おむつ交換台検索アプリ「ベビ★マ」の開発及び運用を行っており同アプリと連携性の高い設置型授乳室(ナーシングルーム(*1)。セキュリティ性能が高く、様々な場所に設置可能な授乳室の躯体及び躯体内外のシステム)の開発を行っており、授乳室の普及と IoT(*2)化、及び同アプリのユーザーの O2O(*3)促進を図っている。

子育て世帯へのアンケート調査(*4)では、外出先の授乳または調乳スペースを利用するかという問いに対して、駅や空港などの交通施設では約 57%、商業施設では約 85%の人が利用すると回答している。
一方で「授乳又は調乳スペースがない」、「施設内のどの場所にあるか分からない」、「家族で使える個室スペースがない」など不便・不満を感じているコメントが多く見られ、需要に対して供給が十分にされていないという状況があり、そのため外出先に授乳または調乳スペースがない場合、「スペースがある施設まで我慢して移動する」や「人目につかない場所に行く」、「授乳調乳スペースのある場所以外の外出は極力控える」など、子育てがしやすい環境の整備が十分ではない状況となっており、自治体取引における多くの実績とノウハウを有する当社が、資本関係に基づく業務提携を行い、自治体へ設置型授乳室の導入提案を担うことで、需要に対する供給不足の解消を支援できると考えたことから本資本業務提携に至った。

*1 ナーシングルーム・・・授乳や離乳食、おむつ交換などの際に利用する乳幼児をケアするための施設のこと
*2 IoT・・・Internet of Things(モノのインターネット)の略称であり、様々な物がインターネットに接続され、情
報交換を行うことにより相互に制御が可能となる仕組みのこと
*3 O2O・・・Online to Offline の略称であり、インターネット上(オンライン)から、インターネット外の実地(オフライン)での行動へと促す施策や、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策のこと
*4 国土交通省ホームページ「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する協議会」に
おける「授乳・調乳、おむつ替えスペースに関するアンケート調査結果」より
(http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000059.html)