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東京エレクトロンデバイス、米国アプストラ社と代理店契約を締結し、インテントベース・ネットワークシステムを提供開始

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東京エレクトロンデバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:徳重 敦之、以下TED) は、Apstra,Inc.(本社:米国 カリフォルニア州、CEO:マンスール・カラム、以下アプストラ社)と販売代理店契約を締結し、インテントベース・ネットワークシステムAOS(Apstra Operating System)の販売を7月12日より開始することを発表した。

データセンター事業者やサービスプロバイダ事業者にとって、新サービス提供に向けて、新たに大規模なネットワークシステムを設計構築することは容易ではない。また、大規模になるほどシステム管理者の運用負荷が増えることも大きな課題となっている。
これらの課題を解決するため、大規模ネットワークシステムで利用されているIP-CLOSといったネットワークデザインやテレメトリーを用いた運用方法が注目されている。

アプストラ社のAOS(Apstra Operating System)は、ベンダーに依存しないインテントベース・ネットワークシステムである。AOSは物理ネットワークデバイスを抽象化して、スイッチ製品に依存せずに、ユーザーが作りたいネットワークシステムをインテント(意図)に基づいて設計して、設定から運用までを自動で行うシステムである。従来の「選定したスイッチ製品の機能に合わせた設計」ではなく、「実現したいネットワークデザインを主軸にした設計」が可能である。

AOSでは、GUI上で、スイッチタイプ、ポート数、帯域を作成して結線することでネットワーク設計を行い、利用するスイッチ製品ごとにコンフィグレーション情報を生成して展開するまでを一元管理することができる。
これにより、スイッチ製品の技術習得や物理機器への設定作業が不要になり、設計にかかる時間や運用コストが削減でき、IP-CLOSなどの新しいネットワークデザインを容易に導入、運用することが可能になる。

また、スイッチからAOSに直接データが送られるため、各スイッチの状態を細かくモニタリングでき、障害発生時の発生ポイントの早期特定だけでなく、連続的な検証、スイッチやネットワークトラフィック状態のテレメトリーも可能である。