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ASUS、シリコンバレーのFenoxVCと約55億円のベンチャーキャピタルファンド(CVC)を設立

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2016年の世界PC出荷台数ランキング(Gartnerより)で米Appleをおさえ世界第4位となったPC・モバイルメーカー 台湾ASUSTeK Computer(以下 ASUS)は、米国シリコンバレーを拠点にグローバルに投資活動を行うFenox Venture Capital (以下 Fenox VC) とともに、約55億円のベンチャー投資ファンドを設立したことを発表した。

ASUSはFenox VCとのパートナーシップを通じて、世界の最高峰ベンチャー企業へアクセスし、ASUSの保有する技術・ノウハウ・ネットワークとの相乗効果で共に成長していくことを目指す。Fenox VCは、ASUSの戦略に見合った先端技術を保有するベンチャー企業を発掘し、ASUSとベンチャー企業との橋渡しの役割を担う。

 

米国シリコンバレーをはじめとし、世界中のトップレベルのベンチャー企業の多くは、確固たる技術力やデザイン力、優れたカスタマーサポートなどを持つ、アジア展開に相応しいパートナーを探している。ASUSは世界的に有名なPC・モバイルメーカーとして、ベンチャー企業のさらなる成長に貢献できる人材や設備の提供に加え巨大なネットワークの提供を通じて、知的財産(IP)の保護を念頭に、世界のベンチャー企業のアジア進出を支援する。

この約55億円のファンドがターゲットとする投資分野は、世界中のAI、AR/VR、Big Data、IoT、Roboticsなどの最先端技術分野である。Fenox VCは既に日本国内において、ASUSと同様にグローバルレベルでのビジネスディベロップメントを目指す15社以上の大手企業と提携し、CVC運用を行っており、今後もグローバルイノベーションを求める世界中の大手企業とベンチャー企業の橋渡しを担う。

【ASUSについて】
ASUSは台湾を拠点に世界中にPC、ハードウェア、その他コンシューマーエレクトロニクスを製造販売する1989年創業の会社。世界でもトップシェアを誇るノートブック販売や、ZenFoneシリーズなど新しいモバイルトレンド開拓、IoTデバイスやロボット技術、AR/VR関連製品の開発を行っている。2015年と2016年にはフォーチューン誌にて、「世界で最も賞賛される企業」として選出された。イノベーション推進と製品サービスの質を要とするASUSは、4,385の賞を受賞し、2016年の売上はUSD 13.3 billionを記録した。

【Fenox Venture Capital について】
Fenox VCは米国シリコンバレーに本社を構え、これまでに世界で100社以上のベンチャー企業に投資を行ったベンチャーキャピタル。日本では、エボラブルアジア(東証マザーズ上場:2016年3月31日)、メタップス(東証マザーズ上場:2015年8月28日)やディー・エル・イー(東証マザーズ上場:2014年3月26日、東証一部へ市場変更:2016年4月15日)といった既に上場した企業のほか、マネーフォワード、お金のデザイン、テラモーターズ、ZUU、FiNC、ジーニー等へ投資を行い、投資先企業の米国進出や東南アジア展開の支援等を行っている。