1. TOP>
  2. 資本・業務提携
  3. マクロミル、W&Sホールディングスと業務・資本提携

マクロミル、W&Sホールディングスと業務・資本提携

  • feedy

株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役 グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、マーケティング・リサーチ市場全体での著しい成長が、オフライン・リサーチからオンライン・リサーチへの移行をコア・グロース・ドライバー(成長の核)として継続している東南アジア地区における事業展開を強化するにあたり、W&Sホールディングス株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:藤井祥生 以下、W&S社)と、戦略的な業務・資本提携を行うことで合意したことを発表した。

同社は、これまでオンライン・マーケティング・リサーチ事業を主軸としながら、多様化する顧客ニーズに対応すべく、的確な消費者インサイトを深堀りするインタビュー調査の実施、消費者購買に関する意識・行動に係るビッグデータを活用したデータベース・ソリューションの提供、広告効果測定やソーシャルメディア等、各種ログデータの分析・活用などを含むデジタル・マーケティング事業への展開など、顧客のマーケティング・リサーチおよびデジタル・マーケティングに係る各種サービスの拡充に取り組んできた。

一方、W&S社は、東南アジア地区、特にベトナム、インドネシア及びタイの3カ国を中心に、オンラインとオフラインの両面にわたるマーケティング・リサーチ事業およびパネルサプライ事業(※1)を展開しており、同地域における事業展開・運営に係る豊富な実績とノウハウを有し、同地域における消費者へのアクセスと深い消費者インサイトの獲得において、競争力のあるサービスを提供している。

今回両社は、同社がこれまで培ってきたグローバルなマーケティング・リサーチおよびデジタル・マーケティングの両面にまたがる幅広い経験・実績・顧客層と、W&S社が培ってきた東南アジア地区におけるマーケティング・リサーチおよびパネルサプライ事業に係る豊富な実績とノウハウをかけ合わせ、同地区における、より的確で幅広い消費者パネルへのアクセスと、より深いインサイトの獲得を可能にするマーケティング・リサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供を目指すことにした。

また、同社として、このような新たな取り組みを推進していく上で、W&S社の持分割合の10%に相当する株式を同社からの第三者割当増資を通じて取得することで、両社の結びつきをより強固なものとし、上述の通り、今後の事業の深化と、当社の更なるサービスの拡充および業容の拡大を目指していく。なお、増資によって得られる当社からの出資金は、W&S社の東南アジア地区における今後のパネル資産の拡充に向けた取り組みに充当される予定である。

(※1)パネルサプライ事業: パネルとは質問票に対する回答者予備群として会員登録されている様々な属性の調査対象者のこと。個々のリサーチの目的に応じ、パネルの中から、年齢、性別、購買履歴、その他から属性別に回答者を抽出し、本調査の対象者として回答を依頼する。パネルサプライ事業とは、当該パネルを募集、維持、管理した上で、マーケティング・リサーチ事業者のニーズに応じたパネルを供給する(貸し出す)サービスを意味する。