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メドピア、AIベンチャーのエクサウィザーズと業務提携

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メドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)は、株式会社エクサウィザーズ(東京都文京区、代表取締役社長:石山 洸)と、メドピアの集合知を活用したAI(人工知能)ソリューションの開発において業務提携をした事を発表した。

エクサウィザーズは、超高齢社会に代表されるような社会課題を解決することを目的に、AIプラットフォームの開発やAI教育サービス等を行っており、介護における人材育成サポートとして、認知症ケアの技法「ユマニチュード®」の普及及びその技法を学習するための「AIコーチング」の開発をはじめ、2017年11月には企業の採用から能力開発・評価・配置までをAIがサポートするHR Techサービス「HR君」をリリースするなど、様々な業界において、アイデアと技術力を活かしたAIソリューションを企画・開発している。

メドピアが運営する、医師10万人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」には、全国の医師が投稿する臨床経験やナレッジが「集合知」として形成されており、医薬品に関しては累計53万件を超える医師の口コミが集積している。また、医師によるオンライン健康相談プラットフォーム「first call」には、チャット相談における一般消費者からの相談内容と医師の回答がテキストデータとして蓄積されており、モニター利用を含め累計約4万件の相談事例が集積している。

同提携において、メドピアグループが保有する医師や一般消費者によるテキストデータ(集合知)をエクサウィザーズのAI技術で解析することにより、製薬企業をはじめとする企業や一般消費者に対して、様々なAIソソリューションを企画・開発していく。第一段階として、エクサウィザーズが展開する「HR君」と「MedPeer」および「first call」で連携し、下記サービスの提供を開始する。

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以下、メドピア社より引用

■連携サービスの概要

(1)HR君×MedPeerによるMRの教育支援「HR君 for MR」

後発医薬品の普及や新薬開発のプライマリからスペシャリティ領域へのシフト、地域包括ケアシステムの導入などに伴い、MRの役割や情報提供の在り方に変化が求められています。
そうした中、「MedPeer」の医師の集合知を活用した「HR君 for MR」を製薬企業向けに展開し、MRの教育をAIがサポートします。具体的には、各製薬企業のあらゆる人材データをAIが解析することで、新たなMRの評価指標の設定や活躍人材の予測が可能となります。また、社内の優秀なMRの知見をAIが学習し、さらに「MedPeer」に投稿される医師からの医薬品に対する口コミデータを解析することで、「どんなコミュニケーション手法で」「どんな情報を」医師に提供すると効果的かをAIがコーチングします。

(2)HR君×first callによる従業員のメンタルヘルス・健康支援

精神障害に係る労災請求件数が増加の一途を辿る(厚生労働省・平成29年版過労死等防止対策白書より)など、従業員のメンタル不調は増加傾向にあり、企業における従業員の健康増進・予防施策の重要性が高まっています。
そうした中、「first call」に寄せられる従業員からの健康相談を、健康診断やストレスチェック、勤怠などの労務データ等と組み合わせて「HR君」がAI解析することで、従業員のメンタルヘルスや健康状態を自動予測し、必要に応じて対策を促すことで重症化を未然に防ぎます。また今後、蓄積した相談・回答データをAIが学習することで、AIが医師に相談内容に応じた回答例を自動提示するなど、医師の回答スピードと質を高めることも可能となります。