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2017年6月第4週のIPO・株式上場まとめ:ディーエムソリューションズ株式会社

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2017年6月第4週のIPO・株式上場まとめ:ディーエムソリューションズ株式会社

ディーエムソリューションズ株式会社のIPO概要

上場日:2017年6月20日
会社名:ディーエムソリューションズ株式会社(コード6549)
事業内容:ダイレクトメールと宅配便をワンストップで行う発送代行事業等
市場:東証ジャスダック市場
主幹事:SBI証券
公募価格:2,500円(時価総額3,005百万円)
資金調達額:250百万円
初値:7,100円(公募価格に対する騰落率184%)
初値時価総額:8,534百万円

上位株主
・花矢卓司(社長) 36.83%
・福村寛敏(副社長) 26.66%
・松本和久 12.51%
・アセットインクリーズ(役員の資産管理会社) 10.16%
・ディーエムソシューションズ社員持株会 2.74%

業績推移

【2014/3期】 売上高4,877百万円、経常利益166百万円、当期純利益108百万円
【2015/3期】 売上高5,912百万円、経常利益142百万円、当期純利益90百万円
【2016/3期】 売上高7,626百万円、経常利益111百万円、当期純利益70百万円
【2017/3期(見込)】 売上高9,129百万円、経常利益264百万円、当期純利益170百万円
【2018/3期(予想)】 売上高10,260百万円、経常利益273百万円、当期純利益169百万円

事業内容詳細

・同社はダイレクトメールの企画からデザイン・印刷・封入・配送までワンストップで行う「ダイレクトメール事業」、とSEOやインターネットマーケティング等を行う「インターネット事業」の2事業から構成されている。

・ダイレクトメール事業においては、自社内にデザイン室、メールセンター、ロジスティクスセンターを有しており、ダイレクトメールの一括受注が可能となっており、年間約3000社のダイレクトメール発送を手がけている。

・ダイレクトメール事業とインターネット事業の2事業体制であるが、16/3期の売上76億円中、ダイレクトメール事業68億円、インターネット事業7億円であり、ダイレクトメール事業の売上が全体の約9割を占めている。

業績について

・年々順調に事業が拡大中。16/3期が公開申請決算期であり、期越え決算での上場。しかしながら17/3期の数字が、実績値に近い数として開示されている。

・16/3期→17/3期は売上・利益ともに大幅に拡大している。特に経常利益・当期純利益ともに2倍以上の成長を遂げている。

・18/3期は売上100億円に到達の計画。利益面では17/3期比で横ばいの計画であるが、急成長後も17/3期並みの利益確保が可能、との予想となっている。

株主について

・花矢社長が株主シェア36.83%を有し筆頭株主。また花矢社長及び福村副社長で株主シェアの50%以上(63.4%)を保有しており、安定的な株主構成となっている。

・金融機関及びVCの株主参入は無い。

IPOの結果

・主幹事はSBI証券。

・公募価格2,500円で、2018/3期予想EPS(1株当たり当期純利益)143.8円であり、予想PERは17.3倍。

・上場初値は7,100円。予想PERは49.3倍。公募価格に対する初値騰落率184%となり、公募価格に対し2.8倍の初値を付けることとなった。

・6月のIPO市場再開後の第2号銘柄ということもあり人気化し、上場初日に初値が付かず、上場翌日に初値が付く結果となった。