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2017年9月第4週のIPO・株式上場まとめ:株式会社PKSHATechnology(パークシャテクノロジー)のIPO概要

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2017年9月第4週のIPO・株式上場まとめ:株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)のIPO概要

株式会社PKSHA TechnologyのIPO概要

上場日:2017年9月22日
会社名:株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー:コード3993)
事業内容:機械学習技術等を利用したアルゴリズムの開発及びライセンス提供
市場:東証マザーズ市場
主幹事:SMBC日興証券
公募価格:2,400円(時価総額31,861百万円)
資金調達額:6,168百万円
初値:5,480円(公募価格に対する騰落率128%)
初値時価総額:72,749百万円

上位株主
・上野山勝也(社長) 44.58%
・山田尚史(取締役) 14.61%
・NKリレーション合同会社 12.45%
・SMBC信託銀行信託口12100400 8.12%
・浅利圭祐 7.20%

業績推移
【2014/9期】 売上高110百万円、経常利益49百万円、当期純利益31百万円
【2015/9期】 売上高292百万円、経常利益149百万円、当期純利益100百万円
【2016/9期】 売上高459百万円、経常利益157百万円、当期純利益116百万円
【2017/9期(予想)】 売上高890百万円、経常利益342百万円、当期純利益230百万円
※17/9期より連結決算

事業内容詳細

・同社は人工知能技術(AI)分野における、機械学習技術等を利用したアルゴリズムの開発及びライセンス提供を行っている。

・ビジネス面では最先端のアルゴリズム開発から各種ハードウェア・ソフトウェアへの実装までを、ワンストップでサービス提供との特徴を有している。

・上野山社長は東京大学特任助教であり、東京大学のインキュベーター施設を経てIPOに至っており、東京大学発ベンチャー企業。

業績について

・2012年に会社設立。14年9月期時点で売上高110百万円・経常利益49百万円と既に黒字化。

・15/9期は経常利益149百万円と、売上高は292百万円規模ながら利益1億円を突破。

・17/9期は売上高890百万円、経常利益342百万円と、売上高・経常利益ともに前期比で約2倍の成長を見込んでいる。第3四半期の時点で売上高704百万円・経常利益367百万円を達成しており、計画の達成に会社側は自信を有している。

株主について

・上野山社長(株主シェア44.58%)、山田取締役(同14.61%)で株主シェア59.19%。また第6位株主に上野山社長の資産管理会社(株式会社LUCE Capital)が株主シェア5.42%の株主として存在。3者の合計シェア64.61%と内部株主で6割以上の株主シェアを有する株主構成。

・第2位株主のNKリレーションズ合同会社はノーリツ鋼機(7744)の100%子会社の投資会社。

・第4位株主の「SMBC信託銀行信託口12100400」は未来創生投資事業有限責任組合(投資会社のスパークスグループ)が委託した信託財産(VCファンドの持ち分)。

・NKリレーションズと未来創生投資事業有限責任組合の投資会社系保有の株主シェアは20.57%となっている。

・投資会社やVCファンドのみならず、NTTドコモ(株主シェア0.88%)、伊藤忠商事(同0.58%)も出資を行っている。

IPOの結果

・主幹事はSMBC日興証券。

・公募価格2,400円で、2017年9月期予想EPS(1株当たり当期純利益)21.4円であり、予想PER112.1倍。

・上場初値は5,480円。予想PERは256.0倍。AI銘柄として人気化し、初値騰落率128%となり、公募価格に対し2.2倍以上の初値を付けることとなった。