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2017年10月第4週のIPO・株式上場まとめ:株式会社シルバーライフのIPO概要

  • feedy

株式会社シルバーライフのIPO概要

上場日:2017年10月25日
会社名:株式会社シルバーライフ(コード9262)
事業内容:高齢者向け配食サービスのFC本部運営等
市場:東証マザーズ市場
主幹事:みずほ証券
公募価格:2,500円(時価総額6,265百万円)
資金調達額1,250百万円
初値:4,630円(公募価格に対する騰落率85.2%)
初値時価総額:11,603百万円

上位株主
・清水貴久(社長) 46.44%
・近江屋 46.44%
・戸井丈嗣 0.40%
・青沼勝秀 0.31%
・片寄達哉 0.29%

業績推移
【2014/7期】売上高2,698百万円、経常利益145百万円、当期純利益101百万円
【2015/7期】売上高3,531百万円、経常利益319百万円、当期純利益209百万円
【2016/7期】売上高4,151百万円、経常利益434百万円、当期純利益301百万円
【2017/7期】(見込) 売上高5,245百万円、経常利益539百万円、当期純利益377百万円
【2018/7期】(予想) 売上高6,184百万円、経常利益590百万円、当期純利益384百万円

事業内容詳細

・同社は高齢者向け配食サービスのFC本部運営、高齢者施設等への食材販売(直販)、OEMによる高齢者向け冷凍弁当販売を行っている。

・主力事業の高齢者向け配食サービスは「まごころ弁当」、「配食のふれ愛」の2つのブランドでFC展開を行っている。17年7月末時点で「まごころ弁当」367店舗、「配食のふれ愛」196店舗を展開。

・「まごころ弁当」は近年350~360店で推移しているが、14年2月にFCを開始の「配食のふれ愛」は14/7期14店→15/7期85店→16/7期138店→17/7期196店と急成長している。

・売上比率としては17/7期はFC事業77.6%、直販14.1%、OEM8.3%となっており、FC事業での売上が多数を占めている。

業績について

・高齢者社会の到来を背景に業績は右肩上がりで、着実に売上・利益ともに伸びている。

・17/7期決算は確定前ではあるが、売上高52億円・経常利益5億円と、経常利益5億円を突破してのIPOに至っている

・18/7期も引き続き順調に成長の計画であり、売上高は60億円に到達の予定

・16/7期決算を利用しての上場申請であり、期越え決算でのIPOとなっている。

株主について

・清水社長及び近江屋(役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社)で株主シェアの90%以上を保有しており、安定的な株主構成。

・金融機関及びVCの株主参入は無い。

IPOの結果

・主幹事はみずほ証券。

・公募価格2,500円で、18/7期予想EPS(1株当たり当期純利益)160.9円であり、予想PER15.5倍。

・上場初値は4,630円。予想PERは28.7倍、初値騰落率85.2%となった。

株式会社シルバーライフのIPOまとめ

・高齢者向け宅配弁当サービスのFC展開を行う会社のIPO案件。高齢者の増加を背景に着実に会社は成長中。

・清水社長は、かつてFC事業で急成長を果たしたベンチャーリンク出身であり、FC事業に精通。

・公募価格2,500円に対し、初値は4,630円で初値騰落率85.2%、時価総額の100億円到達も果たしIPOに成功している。