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2017年10月第4週のIPO・株式上場まとめ:株式会社テンポイノベーションのIPO概要

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株式会社テンポイノベーションのIPO概要

上場日:2017年10月25日
会社名:株式会社テンポイノベーション(コード3484)
事業内容:飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業
市場:東証マザーズ市場
主幹事:東海東京証券
公募価格:3,100円(時価総額6,355百万円)
資金調達額155百万円
初値:6,000円(公募価格に対する騰落率93.5%)
初値時価総額:12,300百万円

上位株主
・クロップス 81.71%
・原康雄(社長) 6.43%
・志村洋平(取締役) 4.68%
・Net Capital Partners Limited 4.66%
・テンポイノベーション従業員持株会 1.91%

業績推移
【2015/3期】売上高3,248百万円、経常利益186百万円、当期純利益110百万円
【2016/3期】売上高4,227百万円、経常利益292百万円、当期純利益181百万円
【2017/3期】売上高5,386百万円、経常利益327百万円、当期純利益199百万円
【2018/3期(予想)】 売上高6,626百万円、経常利益403百万円、当期純利益263百万円

事業内容詳細

・同社は飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業を東京で展開している。店舗物件の仲介・サブリースとも異なる、転貸借事業に特化し店舗の「借りるプロ」を自任している。

・17年3月期末時点で1,029物件を保有、年間約200件ペースで物件は増加している。尚、解約率は1%を割っている。家賃の積み上げ型ビジネスであるため、解約が殆ど発生しておらず、安定的な家賃収入が積み上がるビジネスモデルとなっている。

・同社が賃貸借契約を締結した店舗物件は、不動産業者による仲介やWebサイト「居抜き店舗.com」の会員への紹介等により出店希望者を募集している。

・2005年4月に「牛角」を運営のレインズインターナショナル子会社として事業を開始、その後親会社の変更を経て、現在は東海地区の「au」の携帯電話販売会社であるクロップス(東証1部9428)が親会社となっている。

業績について

・積み上げ型のビジネスであり保有物件数の増加とともに、着実に売上・利益ともに拡大。解約率が1%を割っており、確実に積み上げ型のビジネスモデルを実行している姿を数字の推移から見ることができる。

・17/3期売上高53億円、経常利益3.2億円の決算で、上場申請を行っている。

・18/3期は経常利益4億円の達成を見込んでいる。

株主について

・親会社のクロップスが81.7%の株主として存在しており、安定的な株主構成となっている。

・香港所在の投資会社Net Capital Partners Limitedがシェア4.66%の株主となっている。

・金融機関の株主参入は無い。

IPOの結果

・主幹事は東海東京証券。

・公募価格3,100円で、18/3期予想EPS(1株当たり当期純利益)130.1円であり、予想PER23.8倍。

・上場初値は6,000円。予想PERは46.1倍、初値騰落率93.5%となった。