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エクスメディオ、医療者のための「関連論文検索AI」を開発

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臨床課題解決のための医療者向けサービス「ヒポクラ」を提供する株式会社エクスメディオ(本社:高知県高知市 代表取締役社長:物部真一郎)が、医療者の質問内容をもとに膨大な医療論文から適切な論文を提示する「関連論文検索AI」を開発したことを発表した。

エクスメディオでは、「テクノロジーの力により健康寿命を向上させること」をミッションに掲げ、臨床課題を解決する人工知能(AI)の研究開発に注力しており、すでに総務省ICTイノベーション創出チャレンジプログラム採択や経済産業省・IoT推進ラボ「IoT Lab Selection」審査員特別賞受賞(テーマ:画像及び問診データによる眼科疾患識別技術)などを通して「医療×IoT・AI」領域で認知されている。
これまでに開発した技術は、法律や規制、制度を厳守しながら、エクスメディオの提供する医療者向けサービス「ヒポクラ」内で提供している。
今回これまでのAI研究開発の知見を活かし、AIの適用例として医療者の持つ課題に合わせて、2000万本以上ある膨大な医療論文から適切な論文を検索する「関連論文検索AI」を開発した。

医療者は複雑な臨床疑問に直面した時、より新しく、より網羅的な情報を得るために、文献検索を行い、検索方法として医学・生物学分野の無料学術検索エンジン「PubMed」が広く用いられていますが、膨大な数の登録文献の中から求める文献にたどり着くには、多大な労力と時間を要すことが課題となっていた。

エクスメディオが開発している「関連論文検索AI」は、この論文検索に要する時間を削減し、医療者が臨床や研究自体により多くの時間を費やすことを可能とし、エクスメディオでは今後、このAIを「ヒポクラ」内に搭載してユーザに提供していく準備を進めており、ヒポクラユーザはスマートフォンやタブレット、PCでこの機能を利用することが可能となる。尚、「ヒポクラ」内での一般公開は今夏を予定している。