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インテックと富山第一銀行、共同で仮想通貨検証実験を実施

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TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:日下茂樹、以下インテック)と、株式会社富山第一銀行(本社:富山県富山市、代表取締役頭取:横田格、以下富山第一銀行)は、「富山ブロックチェーン研究会」の活動の一環として、共同で「ブロックチェーン技術を応用したイベント内仮想通貨の検証実験」を実施することを発表した。なお、本実験には来場者も自由に参加することができる。

同研究会は、地域におけるブロックチェーンの応用案創出、および関連する人的ネットワークを形成することを目的に、産学協同で研究活動を行ってきた。その活動のひとつとして、地域における仮想通貨の可能性を探るべく検証実験を実施する。

実験はインテックと富山第一銀行が実施主体となり、「富山県ものづくり総合見本市2017」(主催:富山県ものづくり総合見本市実行委員会、期間:2017年10月26日~28日)をフィールドとして実施する。本イベント内で小さな経済圏を形成し、出展企業と来場者間で仮想通貨(以下、テクノポイント)を流通させる。来場者はスタンプラリーのように展示ブースを訪問してテクノポイントを収集し、集めたテクノポイントを使い“物”と交換する。

実験では、テクノポイントを介して来場者を展示ブースに誘導するとともに、企業とのコミュニケーションのきっかけとなることを期待している。また、来場者がスマートフォンを基本としたキャッシュレス取引に触れることにより、地域経済圏の決済ツールの可能性を体感することを狙いとしている。

来場者が実験に参加するためには、自身のスマートフォンに「テクノポイントアプリ」をインストールする。来場すれば参加費は無料で誰でも参加することができる。

※ブロックチェーン:インターネットでつながった多数の参加者全員で物や資産の全ての取引記録を共有し監視し合うことで、データの改ざんを困難にする技術。データを一カ所に集めずに、複製データを分散・共有することで、中央の管理者を必要とせず、情報システムも止まりにくいという特長をもつ。「分散型台帳」とも呼ばれ、通貨以外の様々な分野への応用が注目されている。