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FSXが手ぬぐいをおしぼりに加工する技術を開発し、レンタルサービスを開始

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菌より細かなウイルスの発生を99.9%抑制する「ウイルス・ブロックおしぼり」の特許*をもつFSX株式会社(東京都国立市、藤波克之社長)は、木綿の日本手ぬぐいをおしぼりに加工する技術を開発し「織々-oriori-」のブランド名でレンタルサービスを開始した。
*特許第5314218号

手ぬぐいは手触りや吸水性に優れている一方、色落ちの心配や保管の難しさからおしぼりとしての利用に向かないとされてきた。FSXは生地の選定や洗浄、包装といった工程を見直すことによって、手ぬぐいをおしぼりに加工する技術の開発に成功。生産体制の整備にともない、東京都内近郊を対象に、接客用のおしぼりとしてレンタルサービスを開始した。今後はサービスの対象範囲を順次拡大し、数年以内の全国展開を予定している。

生地に使用するのは、250年以上の伝統を持ち、使うほどに柔らかさを増すという三重県伝統の「伊勢木綿」。伝統文化の要素と、毛羽立ちが少ないさっぱりとした拭き心地という機能性を兼ね備え、新しいおもてなしのかたちとしてサービスの普及を目指す。

同サービスはアドアメニティ合同会社(神奈川県川崎市、加藤道子代表社員)と共同で企画。「伊勢木綿」のおしぼりは、現存する唯一の織元である臼井織布株式会社(三重県津市、臼井成生社長)が生産を手がける。