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ブロックチェーンハブ、日本初のブロックチェーン創業支援拠点を設置

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株式会社ブロックチェーンハブ(代表取締役:増田一之、略称:BcH)は、東京都渋谷区恵比寿にブロックチェーン専門の創業支援拠点「ブロックチェーンインキュベータ」を設置し、ブロックチェーン技術を用いて“未来を拓きたい”という志を持つ起業家に対する創業支援を推進していく。

当拠点は、スタートアップ企業を対象とし、創業前後に直面するさまざまな課題の解決を支援。本年中に5社の創業を目指しており、2月1日にビヨンドブロックチェーン株式会社、4月に株式会社ゼタントの創業を予定している。

BcHは2016年の設立以来ブロックチェーン技術に関する教育・コンサルティングを行ってきた。これまでに計45回の理論・技術講義を行い、延べ1000名以上が参加。また、ブロックチェーン技術開発者のコミュニティを構築し、コミュニティミーティングを毎月開催している。

BcHはこれらの実績を基に第3の事業プログラムとして、ブロックチェーン技術関連の創業を支援・育成する。創業希望者が創業の機会を見つけることを手助けし、開発者とビジネスパーソンのマッチングによる起業チームの構築を支援する。また、創業出資も含めた創業前後のハンズオン支援も行う。更に、エンジェル投資家の紹介、ベンチャーキャピタルファイナンスや大企業とスタートアップのマッチングなどのアレンジも可能。

BcHは経営陣に、アントレプレナーシップで博士号を有し数社の創業経験とインキュベーション組織創設の経験を有する増田一之と、ブロックチェーン技術に造詣の深いNicolas Dorier CTO(最高技術責任者)と斉藤賢爾CSO(最高科学責任者)を擁しており、経営・技術両面から多面的な支援を実現する。また、大企業10社からなるコーポレート会員、開発者会員30名強をコミュニティの仲間として迎えている。

ブロックチェーン技術関連のプロジェクトは欧米で急激に拡大し、起業や投資が活発化している。日本でも2016年には金融機関を中心に実証研究が多数行われている。しかしながら、ブロックチェーン技術は未だ進化途上であり、今後のビジネスの方向性や種々の技術的試みの評価・比較も検討途上。

BcHアドバイザーの早稲田大学岩村充教授からは「ブロックチェーンは間違いなく革新的な技術だが、これをビジネスや社会に応用するためには、なお多くの課題を解決する必要がある。ブロックチェーンの分野に豊富な知識・経験を有する人材の集まる㈱ブロックチェーンハブが、“智の集積場”として大きな役割を果たすことを確信している」とメッセージを頂いているという。

BcHはブロックチェーン技術による社会変革を促し、起業への第一歩を踏み出す次代の人材が益々増えることを願い、創業支援活動を推進していくとしている。