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UiPath、ベンチャーキャピタルファンドの最大手であるAccel社が3,000万ドルのA資本を調達

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世界有数のロボティック・プロセス・オートメーションソフトウェア企業であるUiPath(日本本社:東京都千代田区)は、世界有数のベンチャーキャピタル、Accel社がアレンジした、3,000万ドルのシリーズAによる資本調達を実施したと発表した。

UiPath社は、最先端のコンピューター・ビジョン・テクノロジーを駆使し、インテリジェンス・ソフトウェア・ロボットを開発し、世界中の企業に、定例的な作業の自動化を支援している。
保険会社における顧客からのお問い合わせ、新入社員の各種手続き、バックオフィスの支援など、大規模な組織は、人事、財務、会計、事務処理に、多くの時間および資源を費やしており、作業を電子化することで、生産性、正確性、そしてコンプライアンスを大幅に改善することができ、従業員はより創造的、戦略的な仕事に集中することができるようになる。

UiPath社は、今回の調達した資金を、飛躍的に需要が高まっている北米、西欧、インド、東南アジア、そして日本といった市場での採用を強化するために使用し、商品開発および、特に中核となるコンピューター・ビジョン・テクノロジーにかかるAIの強化にも利用する予定であり、Cognitive技術に注力し、組織が膨大な量の構造化、あるいは非構造化データを扱うことを可能とし、真にインテリジェントな自動化を実現できるように取り組んでいく方針である。

UiPath社は短期間で急成長を達成し、現在は150名の従業員を擁しており、CapgeminiやDeloitteなど、世界中で150社ものITベンダーやコンサルティング会社と提携している。
日本ではインテグレーション・ベンダーとして電通国際情報サービス(ISID)、NTTデータ、野村総合研究所(NRI)と協力してサービスを提供していく。
銀行、金融機関、保険会社、製造業、公益会社、ヘルスケア、行政機関など既に200社以上の顧客にサービスを提供しており、Lufthansa(ドイツの航空会社)、Generali(イタリアの保険会社)、Swiss Re(スイスの再保険会社)、Telenor(ノルウェーの通信会社)、Dong Energy(デンマークのエネルギー会社)などの大手企業がUiPath社の顧客になっている。
UiPath社は、今後7年間で90億ドルになると予想されているRPA市場のトップ企業である。

今回の資金調達は、AI関連のスタートアップ企業への投資が急増していることを裏付けており2016年には、世界で2015年から60%増の50億円ものベンチャー資金がAI関連企業に投資されている。