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ヴィタネット社とPCIソリューションズが製造装置向けIoTソリューションで連携

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VitaNet, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:山田健雄)とPCIソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表者:天野豊美)は、製造装置向けにBluetoothを利用したIoT機器をゲートウェイ経由でサーバーに接続してする、IoTソリューションをより有効に活用するための協業に合意した事を発表した。

製造装置向け用途で近距離無線通信では最も普及しているBluetooth技術を利用したIoT機器でのセンシングや制御と、それをもとにした設備や装置の更なる効率的運用と保守性の向上が求められている。Bluetoothでは機器同士のペアリングで暗号鍵の交換を行うが、センサーなどの多数のIoT機器を展開する産業用途ではその作業性、工数や保守性が問題となる。現在、産業分野では暗号化も相互通信もしないビーコンの利用が主流である一因ともなっている。その上、Bluetooth規格としてのセキュリィティの要求から、サーバーからのBLE IoT機器を直接指定したアクセスが困難で、サーバーからのIoT機器管理の妨げになっている。同協業は、通信技術とシステム技術の融合を通じてこれらの基本的な問題を解決し、製造装置向けIoT機器の利用を更に拡大するものとなる。

ヴィタネットは、Bluetooth規格に完全に準拠した独自技術のVitaNet SecureでBluetoothのペアリングを自動化し、セキュリティを確保しつつ従来困難であったサーバーからのBluetoothの接続制御を実現する。これによりサーバーからのIoT機器の管理の自動化・省力化が可能となり、システム全体の機能向上に加えて設置・保守・管理の自動化・省力化でコスト低減も同時に達成する。

PCIソリューションズは、エンベデッド事業ならびにソリューション事業における数多くの開発実績を通じて、IoT/IoE技術のベースとなる通信・組込み制御・アプリケーション開発・サーバー等の技術を蓄積している。それらの経験からV2Xを活用した神戸市のバスロケーションシステムや、BLE通信を使った金融機関向けデジタルサイネージ「F.D.S.」、店舗・店頭向け「情報掲示板 A-ya」などのソリューションを提供しており、IoT/IoEソリューションを成長戦略の柱とし、展開を進めている。

両者の協業によりIoT機器、ゲートウェイ、サーバーをシームレスに連携してBluetoothを使った製造装置向けIoT機器の設置・保守・管理の自動化・省力化を実現し、一層のIoTソリューションの利用拡大への貢献を目指す。