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メドピア運営のオンライン医療相談プラットフォーム、血液検査キット「DEMECAL」と法人向けヘルスケアサービスで連携

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メドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)の連結子会社で、オンライン医療相談プラットフォーム「first call」を展開する株式会社Mediplat(東京都渋谷区、代表取締役 CEO:林 光洋)は、自宅でできる血液検査キット「DEMECAL」を販売する株式会社サンプリ(東京都中央区、代表取締役社長:高橋 一君博)と業務提携し、今春から法人向けサービスで連携を開始すると発表した。

本連携により、「DEMECAL」で行った血液検査結果を踏まえた重症化予防や生活習慣改善に向けたアドバイスを、「first call」を使って自宅に居ながら医師から直接得ることができるようになる。

超高齢化の進展に伴い、働き盛り世代からの健康づくりの重要性が高まる中、政府が第3の矢として発表した「日本再興戦略」では、”国民の健康寿命の延伸”が重要な柱として掲げられている。また、2015年から全ての健康保険組合に対して、加入者の健康増進を目的としたデータヘルス計画の作成と実施が義務付けられ、加入者への適切な情報提供や専門家による個別指導の重要性が示されている。こうした状況においてメドピアグループでは、運営する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」で保有する10万人の医師ネットワークを活用したヘルスケアサービスの開発を強化しており、本連携もその拡大に向けた取り組みの一つであるとしている。

「DEMECAL(デメカル)」は、株式会社リージャーが開発した血液検査キットであり、自宅で指先からわずかな血液を採取するだけで体内状態がチェックできるサービス。日本で特許を取得済みの「即時血漿分離デバイス」という世界初の技術により、わずかな採血量で一般の医療機関で行う血液検査と同精度のデータ提供を実現しており、組合せ医療機器として日本で初めて厚生労働省管理医療機器の承認を取得している。また、既に健康保険組合(約200)、自治体(約100)、健診機関、生命保険会社で導入されている。

「first call(ファーストコール)」は、日常生活における自身や家族の健康上の悩みについて、自宅からテレビ電話やメッセージ機能を使って医師に相談ができるオンライン医療相談サービス。2016年2月から約半年間の実証実験を経て同年9月よりマーケティングを開始し、現在登録医師は約60名、相談科目は一般内科や小児科、産婦人科、眼科など8科目を網羅しており、ユーザー数は2016年12月末時点で1万人を超えて拡大中とのこと。

メドピアは今後、本連携を足がかりとして、各種健康診断や株式会社フィッツプラス(当社100%子会社)の提供する管理栄養士による食生活指導サービスなど、医療相談の前後を担うサービスと連携していくことで、「医」と「食」の両側面から人々の健康をトータルサポートするヘルスケアサービスの開発を強化していく方針。