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ミツフジ、朝日ラバー、埼玉大学で呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツを共同開発

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ミツフジ株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三寺 歩)は、株式会社朝日ラバー(本社:埼玉県さいたま市大宮区、代表取締役社長:渡邉陽一郎)と国立大学法人埼玉大学(埼玉県さいたま市桜区、先端産業国際ラボラトリー所長:綿貫啓一)と共同で、呼吸波形を計測できる着衣型ウェアラブルデバイスの開発を始めたと発表した。

今回の開発およびミツフジ株式会社が持つ心拍波形を計測できるシャツとの組み合わせで、簡易的に睡眠ポリグラフ検査が可能な着衣型のウェアラブルシステムへの応用を目指す。これにより、睡眠時無呼吸症候群患者のスクリーニング検査の普及や早期発見・早期治療の促進に貢献していく。
この共同開発は、平成29年度埼玉県新技術・製品化開発費補助金事業に採択された。

【共同開発の各役割】
① ミツフジ株式会社
素材からクラウドシステムまで、IoTウェアラブルデバイスのトータルソリューション「hamon®」を提供するメーカー。導電性を保ちながらも繊維としてやわらかい質感と柔軟性を持つ、独自開発の銀メッキ導電性繊維「AGposs®」により、さまざまな部分に衣類と同化させて生体情報を取得するための電極や配線を配置することができる。この技術は、これまでにも心電計測の電極や配線目的として着衣型ウェアラブルで用いられている。こうした技術を用いて、呼吸運動を計測するためのゆがみセンサーを組み込んだウェアの開発を担当する。

② 株式会社朝日ラバー
独自の分子接着・接合技術を活かして、銀メッキ導電性繊維に弾性素材を強固に被覆することができる。その弾性素材に導電性ゴムを採用することで、抵抗値変化を一定に保つ軟質素材で被覆した伸縮性銀メッキ導電性繊維電極との複合構造体の開発を担当する。

③ 国立大学法人埼玉大学
ミツフジおよび朝日ラバーで開発した呼吸波形を計測できるシャツの性能評価および最適設計を行う。医療用装置などをリファレンスとした、取得データの精度検証を行う。