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コロプラ、人のリアルな表情をアバターへ瞬時に反映させる新たなVRコミュニケーションシステム『FACE』を開発

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株式会社コロプラ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:馬場功淳)の100%子会社である株式会社360Channel(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:馬場功淳)は、VRヘッドマウントディスプレイを装着した状態で、視線や顔の動きを追跡し、人のリアルな表情を“アバター”へ瞬時に反映させる技術を用いた新たなVRコミュニケーションシステム『FACE ~Face And Communication Entertainment~』を開発したことを発表した。

AR/VR市場は2025年には約950億米ドルまで拡大し、PC・スマートフォンに続く第3のプラットフォームとして市場を形成する可能性があるとの予測が出ている。
VRにおけるコミュニケーション領域は、大手VR関連企業がベータ版サービスをリリースする他、複数の企業が資金調達するなど、注目度が高まっている。
360Channelは、こうした市場環境の劇的な変化を見据え、VRコミュニケーションシステムの研究開発に至った。

今回のシステム開発にあたり、Holotech Studios、 FOVE、 Binary VR、CRI-ミドルウェアが手がける技術を統合し、360Channelの持つ独自の同期通信システムを用い、今回のシステムは、視線追跡型VR HMDと口や頬の動きの情報を取得できるFacial Tracking cameraを利用し、人の視線や表情データを3D モデルレンダリング技術によってアバターへ反映している。

また、人の表情が反映されるアバターを用いて複数人での音声通話も可能となっている。
グループ会社で投資事業を展開するコロプラネクストが運用するColopl VR Fundのネットワークを通じて出会った企業の高い技術力を、360Channelがこれまでに培ったノウハウと組み合わせることで実現した。

今後今回のシステムを活用することで、ユーザーがアバターとして同時に参加するインタラクティブ性の高いVRコンテンツの制作や、ユーザーの視線の移動、焦点を合わせた対象物や時間のデータと表情変化のデータを蓄積し、視線と表情を組合せた分析ツールへの応用の可能性も考えられる。
今回のシステムは、研究開発段階であり今後様々な企業と連携をとり、VRにおける実用的なコミュニケーション技術への発展を目指している。