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リスク/LISK(LSK) |仮想通貨銘柄

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公式サイト
https://lisk.io
Twitter
https://twitter.com/LiskHQ
主要取引所

特徴と概要

分散型アプリケーション開発及び利用のプラットフォームとしての特色を有する仮想通貨Liskについて、その内容を解説した。

分散型アプリケーション利用の拡大が予想される中、Web開発言語として既に広く利用されているJavaが活用できるLiskは、大きな発展可能性を有すると考えられる。

Liskとは

Liskの概要は下記となる。

Lisk
通貨単位 LSK
言語 Java
合意形成 DPoS(Delegated Proof of Stake)
合意形成(トランザクション)速度 約10秒
用途 仮想通貨、分散型アプリケーション開発等

Liskとは、JavaScriptベースの分散型アプリケーション開発と利用のための次世代プラットフォーム。開発者はLiskを通じて、ブロックチェーン、スマートコントラクト、仮想通貨システムを開発し、仮想通貨を利用して収益化を行う事ができる。

Liskの分散型アプリケーション開発プラットフォームは、JavaScript、Node.js、PostgreSQLを使用。またLiskのブロックチェーンから派生するサイドチェーン(詳細は後述)上で、アプリケーション開発が可能である。

Liskは多くのWeb開発者に馴染みのあるJavaでの分散型アプリケーションの開発が可能で、別途プログラミング言語を習得する必要がない。よってLiskでの開発は、他の仮想通貨プロジェクトに比べると、開発者側の参入ハードルが低い。

またLiskは分散ネットワークから構成されているものの、BitcoinのPoW(Proof of Works)、EthereumのPoS(Ploof of Stak)のような合意形成プロセス(コンセンサスアルゴリズム)を導入しておらず、独自のコンセンサスアルゴリズムであるDelegated Proof of Stake(DPoS)を採用している。

Liskのアプリケーション開発のためのツールは主に4点から構成されている。

① コンセンサスアルゴリズム(DPoSを採用)
② サイドチェーン(詳細後述)
③ バックエンド(アプリケーション本体)
④ フロントエンド(ユーザーインターフェース)

また既に別のブロックチェーンでアプリケーションを開発済みの場合も、LSKトークンを利用することでLiskブロックチェーンに接続が可能であり、既存アプリケーションの有効活用が可能となる。

Liskで開発の具体的な事例

Javaで開発可能なLiskであるが、具体的な利用例(アプリケーション開発例)として下記が想定されている。

・SNS
・ゲーム
・金融アプリケーション
・仮想通貨取引所
・契約の自動締結・更新のプラットフォーム
・オンラインショップ
・IoTアプリケーション他

いずれもLiskではJavaでの開発が可能である。またLiskで開発されたアプリケーションは、分散型システムのため管理者不在でも実行が可能であり、複雑なアルゴリズム設定は自動化できるため人間の側が行う必要はない。

Liskの特徴

Liskの特徴は、①サイドチェーンという独特のシステムの存在、②コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用、の2点をあげることができる。

①サイドチェーンについて

サイドチェーンは仮想通貨や分散型ネットワークを提供できる、アプリケーションにおける分散型データベースの役割を果たす。

サイドチェーンはメインチェーンや他のサイドチェーンの影響のない、完全にカスタマイズ可能なブロックチェーンを指す。全ての使用やパラメーター等は、実装したいアプリケーションに合わせて変更が可能。

またブロックチェーンにはトークンの存在が必要であるが、サイドチェーンのトークンにはメインチェーン上にあるLSKトークンの利用が可能であり、新しいトークンの利用も可能である。

しかしながらサイドチェーンは全く新しい独立したブロックチェーンであるため、仮想通貨を他のブロックチェーンに送る事はできない。よってサイドチェーンとメインチェーン間の仮想通貨の移動の際は、LSKがサイドチェーン管理者のメインチェーン上にあるLiskアカウントに転送され、同時に同じ数のLSKがサイドチェーンに複製される。

本仕組みにより、サイドチェーンまたはブロックチェーンアプリケーションが故障の際も、LSKトークンは安全に保全される。

またサイドチェーンにバグが発見された場合は、サイドチェーンのみをハードフォーク(分離)することができ、メインチェーンをハードフォークすることなく保全できる。

DPoS(Delegated Proof of Stake)について

LiskのコンセンサスアルゴリズムにはPoWやPoSではなく、DPoS(Delegated Proof of Stake)が採用されている。マイナーによるPoWや、通貨保有者によるPoSとは異なり、DPoSでは101のデリゲートが代表してブロック生成を行う。尚、1ブロックの処理時間は10秒。

Liskを保有すると、保有コイン数に応じてデリゲートに投票する権利が得られるが、デリゲートは有権者により選ばれた上位101人から構成される。。

また101人のデリゲート以外は、スタンバイ・デリゲートとしてリストアップされ、Lisk保有者からの投票を受けることで、デリゲートへの昇格が可能。保有者はデリゲート候補者に任意に投票可能だが、投票のためには手数料として1LSKの支払いが必要となる。

デリゲートの入れ替えは、101ブロックが生成されるサイクル毎に実際される。1ブロックの生成時間は10秒であり、約10分で101ブロックの生成サイクルが終了する。

デリゲートは常にオンラインである必要があり、起動時間も充分である必要がある。デリゲートに選出されるためには、特に起動時間は重要な要因とされている。Bitcoinのマイナー程ではないにせよ、デリゲートにはLiskのためのPCの日常的な関与が不可欠である。

また101名のデリゲートは、投票者に対しブロック生成の報酬の一部を還元することで、LSK保有者も報酬を得ることができる。よって単なるLSK保有者であっても、投票権を行使し自らの投票者がデリゲートに選ばれることで、報酬を得ることが可能となっている。

DPoSの報酬の仕組みはPoWのようにマイニング業者による独占、PoSのように金利に似て自動的に受領可能、といった形とは異なり、自らデリゲートの投票に能動的に関与することで獲得できるという、非常にユニークな仕組みが導入されている。

手数料体系

トランザクション他の手数料は事前に下記のように定められている。

・トランザクション0.1LSK
・ユーザーネーム登録100LSK
・デリゲート登録100LSK
・デリゲート投票1LSK
・コンタクト情報追加1LSK
・Dapp登録500LSK

デリゲートは101個のブロック生成が完了した時点で、全ての取引に対する手数料が獲得できる。手数料はブロックを生成したデリゲート全てに均等に分配される。

Liskに対する考察

Liskは分散型アプリケーションの開発・利用のためのプラットフォームとして位置付けられる。システムを利用するためのトークンがLSKであり、LSKは利用料として支払われる。よってLiskを利用して分散型アプリケーションの開発・利用を行うためには、仮想通貨取引所等を通じLSKを取得する必要がある。

Liskでの分散型アプリケーション開発は、既にWebアプリケーション開発他で広く利用されているJavaが使われる。開発者は新たな開発言語を習得することなく、分散型アプリケーション開発を行う事が可能である。開発者にとって、開発毎に新たな言語を習得することは大きなハードルとなる。Javaの利用が可能という点は、Liskが分散型アプリケーション開発のプラットフォームを目指すに際し、大きなメリットと言える。

またサイドチェーンという仕組みの存在により、既存の分散型アプリケーションについても、LSKトークンを利用する事でLiskシステムでのアプリケーション提供が可能となる。それぞれのトークンに紐付いた形の分散型アプリケーションでは、汎用性のないアプリケーションとならざるを得ない。しかしながらLiskはサイドチェーンを利用し各ブロックチェーンのブリッジが可能であり、アプリケーション開発者は一度開発したアプリケーションについて、Liskを通じることで汎用性を持たせることが可能となる。

Bitcoinで言うマイニングについては、DPoSと呼ばれる独特の手法を採用。新規発行のトークンについてマイニング業者が独占するPoWのBitcoinと、トークン保有者が金利的に獲得可能なPoSの中間的な仕組みと言える。

LiskはLSKという仮想通貨が存在するものの、仮想通貨よりも分散型アプリケーション開発・利用のためのプラットフォームとしての位置付けがより強い存在と言える。

まとめ

Liskは仮想通貨という位置付けより、分散型アプリケーション開発及び利用のためのプラットフォームとしての特色がより強くなっている。

今後のアプリケーション開発において、分散型アプリケーション開発が増えることが予想されている。その中で既存言語であるJavaでの開発が可能なLiskは、分散型アプリケーション開発において、大きな役割を果たす可能性を有している。

またLisk以外のプラットフォームで開発された分散型アプリケーションについても、サイドチェーンの仕組みを利用する事で、Liskプラットフォームにブリッジするような形で利用が可能である。よってLiskは分散型アプリケーションの開発のみならず、利用プラットフォームとしても今後広がる可能性を有している。

分散型アプリケーションの普及を見据えれば、LiskはJavaで開発可能という特徴から、今後大きな発展可能性を有しているプロジェクトと考えられる。

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