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イベントレポート「Future of Blockchain#2 −ブロックチェーンが魅せる未来−」

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2019年7月20日(土)にベルサール秋葉原で「Future of Blockchain#2 −ブロックチェーンが魅せる未来−」が開催され、大いに盛り上がった。
ブロックチェーン領域の中でも特に注目を集めているSTO(セキュリティトークンオファリング)とブロックチェーンゲームが主なトピックとなった本イベント。
今回は筆者が注目した講演を中心にご紹介させていただく。

<概要>「Future of Blockchain ~ブロックチェーンが魅せる未来~#2」

名称:「Future of Blockchain ~ブロックチェーンが魅せる未来~#2」
開催日:2019年7月20日(土)
スケジュール:
第1部 テーマ「最新STOの動向とこれから」
第2部 テーマ「ブロックチェーンゲームの未来」
第3部 テーマ「STOの輝ける可能性」
第4部  ネットワーキング&ステージイベント
会場:ベルサール秋葉原 B1ホール
対象:ブロックチェーン及びそれに付帯する分野に興味がある業界内外人
最大参加人数:1000人

当日は「最新ブロックチェーン関連展示ブース」も設けられ、以下の6企業が参加していた。

 

Polymathのセキュリティトークンプラットフォームについて:分散型台帳技術と従来の金融の世界をつなぐ

講演者 Polymath 事業開発部門幹部 Heslin Kim氏

Polymath社は分散型台帳技術と従来の金融の世界をつなぐことを目標としている。各国において規制当局、金融機関と対話をしてグローバルに活動。

同社のプラットフォームは現在、イーサリアム上で作られている。トークンスタジオというプラットフォームにログインすることで独自のトークンを作成可能となっており、非常に簡単な手続きでトークン発行を行うことができると言う。

2018年からポリマスは正式にローンチし、すでに27のセキュリティトークンが資金調達を行っている。作成されているセキュリティトークンの数は133に及び、これから規制当局のチェックを受けて、資金調達を行うという。セキュリティトークンを発行した会社の資金調達額はおよそ100万ドルから5億ドルとなっている。

セキュリティトークンの発行を容易にすることで、セキュリティトークン市場自体の成長を目指していく。

ニューヨークで今年5月に行われたConsensus2019では独自のブロックチェーンの「ポリメッシュ」が発表された。イーサリアムだけでなく、独自チェーンを所有することで、規制当局の来るべき規制に向けて、グローバルな市場拡大を目指している。

ポリマスは金融ライセンスを所持していないので、各国のライセンスパートナーを探しているそうだ。日本の市場においては規制当局との話し合いが優先事項であり、規制当局の要望にあったテクノロジーを提供。日本含めてアジア市場に期待しており、「来年以降は債権などの市場が賑わうのではないかと思っている」と述べた。

ブロックチェーンゲームで実現するコミュニティ:自発的に発展し、熱狂するゲームを作りたい

講演者 CryptoGames株式会社 代表取締役 小澤孝太氏

CryptoGames株式会社は「クリプトスペルズ」というゲームを開発している。ユーザー数は8500人(2019年6月末リリース)ほどである。クラウドセールを行った当初は初日に600ETH、合計で900ETHが販売された。当時の価格だと3000万円ほどなので、非常に人気が高かったと推測される。

「クリプトスペルズ」でもユーザーが独自にイベントや企画を開催しており、小澤氏は「コアユーザーの熱量がとても高い」と言う。では「クリプトスペルズ」とはどのような特徴を持つゲームなのだろうか。

「クリプトスペルズ」の特徴と新しい価値の誕生

  • 自由にトレーディング可能
  • 発行枚数、所有者、取引が可視化
  • ウォレットなし、イーサリアムなし、無課金でプレイ可能

ブロックチェーンを活用することで、世界でたった一枚しか無いカードを証明可能であり、独特の価値が誕生しているという。例えば、カードに一枚一枚振られた番号に同じものはない。その中でキリのいい番号や「1番」のカードが高額で売買されるなど、従来のゲームにはない価値が発生している。

また「クリプトスペルズ」で手に入れたアイテムやキャラクターは他のゲームでも利用可能になる。ゲームのアイテム、キャラクターの管理者がゲーム会社でなく、個人になることで、自分の持っているアセット(資産)でゲームができるようになっていく世界観が実現していく。

しかし、小澤氏は「ブロックチェーンを通してできるようになったことははあくまで手段である」と言う。
ではブロックチェーンの意義とはなんだろうか?

インセンティブによって自発的に発展するコミュニティ(エコシステム)

ブロックチェーンを活用することで熱意のあるユーザーが勝手にあたらしいゲームを作る、イベントを開催するなど、ゲームの世界が一種の共同体になる。また、ユーザーがただのユーザーではなく、権利を持つようになるので、その点で意義深い。

ブロックチェーンの歴史を見ると、Bitcoinの革新的な点は自らの利益を求めることで、経済圏が発展するところにあると言う。ゲームでも同様に自らの利益を求めて参加した人が幸せになる仕組みが出来ており、それにより「ゲームが勝手に発展する仕組み」も生まれつつある。

ブロックチェーン×ゲームは日本が世界で戦える数少ない領域である。
小澤氏は今後も「自発的に発展し、熱狂するゲームを作りたい」と述べた。

DAppsの可能性を広げるEOS:世界で一番アクティブ数の多いコイン

講演者 EOS LaoMao CEO Zhao Yu氏

EOSとはなにか?

  • EOSは分散型の自治コミュニティ
  • スマートコントラクトはWebAssemblyで実装
  • EOSIOというソフトウェアは、GitHubでオープンソース化
  • EOSはBitcoinと違って、マイナーが不在でもコンセンサスが取れる
  • 分散型の合意形成を行うためにDPOS(Delegatesd Proof of Stake)というシステムを採用

分散型アプリケーション(d-apps)とは?

日本ではイーサリアム上でダップスを作ることが主流であったが、海外ではすでにEOS上で開発する人が増えてきている。「d-apps」はブロックチェーン上にデータとコードを保存するところに特徴があり、アプリの権限をユーザーに与え、参加者は貢献度合いによってトークンで評価される。すべてのプロセスが透明だが、プライバシーに関するデータはしっかりと暗号化されている。

「d-apps」の種類

「d-apps」は主に2種類存在する。それはEOSを使う「d-apps」と、EOS上でプライベートトークンを使う「d-apps」である。後者の具体例として有名なのは”EOS Knights”というゲームである。ユーザー数は世界で最も人気の高いマイクリプトヒーローズと同じ数だが、アクティブ数は10倍であり、世界で一番アクティブ数の多いコインがEOSである。

なぜEOSが選ばれるのか?

EOSのブロックチェーンのアクティブ数が多く、dappsの世界でも注目を集める理由としては以下の四点を挙げた。

  • 取引手数料なし
  • ウェブアッセンブリー(C++)なので便利
  • 0.5秒でブロック生成
  • TPSは4,000

記者まとめ

Future of Blockchain#2 −ブロックチェーンが魅せる未来−」ではポリマスやイオスが登壇し、STOやブロックチェーンのゲームへの応用に向けて様々な話を展開した。

今後、2020年に資金決済法と金融商品取引法の改正が行われる見通しだ。その時点で仮想通貨(暗号資産)、ブロックチェーンがどのように普及していくのか。今後の動向に注目したい。

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