• icon-facebook
  • icon-twitter
  • icon-feedly

ベンチャーキャピタル協会、新会長にグロービスの仮屋薗氏

  • 0
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 0
  • feedy

ベンチャーキャピタル(VC)などで構成する日本ベンチャーキャピタル協会(東京都新宿区)は7月10日、第7代の新会長にグロービス・キャピタル・パートナーズ(東京都千代田区)の仮屋薗総一マネージングパートナーを選出した。道半ばに亡くなった尾崎一法前会長の志を引き継ぐ。仮屋薗会長は同日、「ベンチャーを支援・育成するエコシステムをつくる」などと挨拶した。

vc2

挨拶する仮屋薗・日本ベンチャーキャピタル協会会長

仮屋薗会長はこのほか、ベンチャーキャピタルファンドに出資する金融機関などの投資家に対する情報開示などの取り組みを強化し、産業界で広がるオープンイノベーションの推進に協力することなどの方針を明らかにした。

 

新体制では、インキュベイトファンドの赤浦徹代表パートナーと東京大学エッジキャピタルの郷治友孝社長をともに常務理事に新たに任命した。B Dash Venturesの渡辺洋行社長、伊藤忠テクノロジーベンチャーズの中野慎三社長、モバイル・インターネットキャピタルの山中卓社長も新たに理事に就任した。中野氏、山中氏はいずれも新社長でもあり、業界全体の世代交代を印象付けるものともなった。

 

一方で、一方で副会長には、銀行系VCの三菱UFJキャピタルの安藤啓社長が就任し、業界のバランスも意識し、抑えも効かせた格好だ。

 

昨年、就任した尾崎会長は今年4月7日に亡くなった。独立系ベンチャーキャピタルの加入を促進したり、メディア向けのイベントを開催したりするなどの新機軸を打ち出した。新体制は、体調が悪化する中、「新任候補の理事を中心に新年会を催された際、協会の次期構想と体制」について話した以降がもとになっているという。

 

財団法人ベンチャーエンタープライズセンターによると、国内のベンチャーキャピタルによる2014年の投資額は1439億円。ベンチャー先進国の米国は5兆円規模だから、差は大きい。仮屋薗氏はベンチャーキャピタリストとして大きな実績を上げているが、VC業界全体の成長に向け、どんな舵取りを見せてくれるだろうか。

vc1

日本ベンチャーキャピタル協会の新理事ら

撮影・執筆:高杉明