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ラクーン、自社開発のAIをBtoB後払い決済のフィンテックサービス「Paid」に導入

  • feedy

株式会社ラクーン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小方 功)が提供する後払い決済のフィンテックサービス「Paid(ペイド)」は、ディープラーニング(深層学習)を活用した自社開発AI(人工知能)による与信審査を、年明けを目途に開始する事を発表した。

■Paidとは
BtoB(企業間)取引において掛売り(後払い)決済のニーズは高く、売上拡大には必須の決済手段となるが、与信管理や請求書の発行、代金回収等の請求業務にかかる手間やコスト、未回収が発生するリスクを考えると、販売側企業が後払い決済を導入することは簡単ではないが、企業間の後払い決済で発生する請求業務を一括して代行する後払い決済のフィンテックサービス「Paid」は、販売側企業とその取引先企業の間で生じる請求業務をすべて代行し、未回収が発生した際も代金を100%支払うことで導入する企業が事業拡大に集中できる環境を創出できる。

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以下、ラクーン社より引用

■導入の背景
現在「Paid」は導入企業の取引先(以下、取引先企業)が初回審査を通過すると、基本的に一律の利用限度額を付与しています。今回、与信審査※にAIを導入することで取引先企業ごとの詳細な与信判定が瞬時に可能となり、各企業の信用度に応じて柔軟に利用限度額を付与することが可能になります。テスト段階では従来比3倍以上の与信枠が付与される企業も存在しており、AIによる最高1000万円の初回付与も視野に入れ、より一層の与信判定精度向上に努めてまいります。これにより、導入企業は初回から十分な利用限度額を取引先企業に提供できるようになるため、取引額の拡大に繋がることが予想されます。

※「Paid」に関する与信審査および売掛債権保証は、グループ会社の株式会社トラスト&グロースが行っています。

■今後の展望
ビッグデータを持つフィンテックサービスと、深層学習にビッグデータを要するAIは親和性が高いと言われています。今回「Paid」の与信審査に導入するAIには、これまでのサービス運営で培ってきた取引実績情報等をベースに、独自開発したシステムを用いています。運用開始後もデータが蓄積されてAIが学習することで、これまで発見できなかったリスク傾向を見つけ出すことができ、判定精度は向上していくことが予想されます。既に社内システムとの連携調整を開始しており、与信システム運用環境への本格実装は年明けを計画しています。今後、深層学習によって審査精度をさらに向上させていき、高額の掛売り取引が瞬時に完了する社会を実現してまいります。

 

Paid(ペイド) http://paid.jp

企業間取引における与信管理から代金回収業務まで全て代行し、未入金が発生した際もPaidが100%代金をお支払いする、BtoB後払い決済サービスです。売り手企業は請求業務や回収漏れの負担がなくなり、安全でスピーディーな掛売り取引を実現できます。買い手企業は月締めでの取引が可能となり、キャッシュフローの改善に貢献します。一般社団法人Fintech協会に加盟。「請求にかかっていた手間や時間が削減されて、本来の業務に集中できる」「未回収リスクがないので、新規顧客とも積極的な取引ができる」と評価され、現在2,500社以上の企業に導入されています。