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AIによる病理画像診断ソフトを提供するメドメイン、1億円の資金調達を実施

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メドメイン株式会社(本社:福岡市中央区、 代表取締役社長:飯塚統)は、 AI特化VCの「DEEPCORE(ディープコア)」と九州特化VC「ドーガン・ベータ」を引受先として、1億円の第三者割当増資により資金調達を実施した事を発表した。

メドメインは医療ITの領域でAIによる病理画像診断ソフト「PidPort」と医学生向けクラウドサービス「Medteria」の2つのサービスを展開している。 シリコンバレーやエストニアで開催されたピッチコンテストでの優勝など、 数多くの受賞実績がある。

【AIによる病理画像診断ソフト「PidPort」とは】
病理診断とは生検によって患者から採取した細胞組織を顕微鏡で観察するなどして疾患の有無などを判断するものとなる。 専門的な知識を要する病理医が慢性的に不足傾向にある現状を踏まえ、 メドメインは、 九州大学医学部と九州大学病院の協力の下「PidPort (ピッドポート)」の開発を行っている。 開発ではスーパーコンピューターを利用し、 AIへの高速学習を行なっている。
「PidPort」はAI技術の1つであるディープラーニングと独自の画像処理技術によってスピーディーで高精度な病理診断を実現する。 メドメインは、2年以内に日本をはじめ世界各国の医療機関へ「PidPort」を提供することを目指している。

【医学生向けクラウドサービス「Medteria」とは】
「Medteria (メドテリア)」は医学生の日々の学習をサポートするクラウドストレージサービスである。 大学単位での使用に特化しており、 所属・学年を超えた医学生間のノウハウの共有によって、 医療全体の質の向上に貢献する。 現在全国の大学医学部へ導入を進めており、 将来的に大学間を超えて、 医学生ネットワークから医師ネットワークへと発展させていくことを目指している。

【今回の資金調達の目的と今後の展開】
今回調達した資金は、 画像診断ソフトのAIアルゴリズムの強化と採用強化のために使用する。