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宇宙商社SpaceBD、3.8億円の資金調達

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Space BD株式会社は、インキュベイトファンド、株式会社アニヴェルセルHOLDINGS、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資による2.6億円、みずほ銀行、及び三井住友銀行による融資1.2億円の合計3.8億円の資金調達を実施した。今回の資金調達により、既存株主であるインキュベイトファンド、アニヴェルセルHOLDINGSからの出資、日本政策金融公庫からの融資と合わせて、2017年9月の創業から1年11か月間での調達額は累計7.8億円となる(内、第三者割当増資が5.6億円、借入が2.2億円)。

■ 資金調達の目的

Space BDは日本初の宇宙商社®として、商業的アプローチにより宇宙産業の発展に貢献することを使命に、2017年9月1日に設立された宇宙ベンチャーである。

発足以来、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下“JAXA”)初となる民間開放案件である国際宇宙ステーション(以下“ISS”)「きぼう」日本実験棟からの衛星放出事業、続く「きぼう」船外実験装置利用事業にて連続で事業者選定された唯一の企業として事業を展開している。

国内外で宇宙関連事業の受注を積み上げながら、ロケット等打上げ輸送手段側と衛星等搭載貨物側の間に立ってのプロジェクトマネジメント機能、安全審査等諸手続きと必要書類作成、輸送といったすべての業務を備えたユーザフレンドリーでワンストップ型の打上げサービス事業の先進化を進めている。

世界的に伸びゆく超小型衛星打上げ需要にとって、宇宙空間への輸送手段はISSからの放出(含むISS補給船からの放出)、大型ロケット相乗り、小型ロケット利用の3つの選択肢がある。当社は今後、現在の主力事業であるISSからの放出に加え、大型ロケット相乗り、小型ロケット利用にまで事業を拡大し、欧米企業の寡占状態となっている超小型衛星打上げサービスのグローバル市場において、日本の打上げ手段の最大活用を前提とした世界のトップグループ入りを目指す。本調達資金はその為の海外営業人材及びエンジニア人材の追加採用を中心に活用していく。

これにより、当社競争力の根幹であるベンチャーならではの迅速かつ大胆な意思決定を活かしながら事業拡大を加速させ、我が国資産の最大活用を前提とした、日本の宇宙産業発展に主体的に貢献していくと言う。