1. TOP>
  2. FinTech・フィンテック
  3. 野村総合研究所とTORANOTEC、出資契約と協業の基本合意書を締結

野村総合研究所とTORANOTEC、出資契約と協業の基本合意書を締結

  • feedy

株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本臣吾、以下 NRI) と資産運用及びアプリ開発を手掛けるフィンテック企業TORANOTEC 株式会社(代表取締役社長:ジャスティン・バロック、以下「トラノテック」)は、2017年10月30日に出資契約と協業の基本合意書を締結し、新たな投資サービスの開発に向けた協業を開始した旨を本日発表した。
NRIは長年、日本におけるフィンテックの調査研究を牽引し、関連書籍の出版などをしてきたが、トラノテックへの出資は、NRIにとって初めてのフィンテック企業への出資となる。

トラノテックの100%子会社であるTORANOTEC投信投資顧問株式会社(以下、「トラノテック投信」)は、おつりで投資するサービス「トラノコ※1」を2017年6月から提供している。NRIはトラノテック投信に、投信口座管理システムサービスである「BESTWAY/JJ※2」および、投信会社のバックオフィス業務をサポートする「T-STAR/TX※3」を提供し、「トラノコ」の円滑なサービス提供をサポートしてきた。

NRIとトラノテックは、出資契約と協業の基本合意書を締結したことにより、今後、パートナーシップをますます強固にし、「トラノコ」の更なる進化に共に取り組むとともに、新たな投資サービスの開発に向けて協力して取り組んでいく方針。まず、若年層・投資未経験層へのアプローチ不足という、銀行の経営課題を解決するため、「トラノコ」を銀行の既存業務に適応させた上で、BESTWAY/JJのユーザである銀行に提供する。また、金融機関に向けた少額投資に係る新規プロダクトの開発も今後協力して推進していく。

※1 おつりで投資するサービス「トラノコ」について
トラノコは、クレジット・カードやデビット・カード、公共交通機関共通乗車カード等から日々のお買い物の「おつり」データに基づき、毎日コツコツ、自然と投資資金を積み上げ、容易に資産運用を行うことができる、トラノテック投信が提供するサービス。トラノコ内では、サービス利用者のリスク許容度に応じて投資先として選択できる、3つのバランスの取れた投資信託を提供。毎月5円以上1円刻みという少額からの投資機会を提供し、幅広く誰もが簡単に長期的な資産形成を行えるサービスを提供する。
https://toranoko.com

※2 「BESTWAY/JJ」について
NRIが提供する投資信託の窓販業務ソリューション。1998年に提供を開始し、大手銀行グループ、地方銀行など111社の金融機関で稼働している(2017年3月現在)。ファンドや顧客口座の属性管理・残高管理・注文の約定計算・決算処理・帳票管理などのバックオフィス機能、営業店で顧客情報やファンド情報等各種照会、コンプライアンスチェック、口座開設、注文が可能となるフロント機能などを「標準機能」として備え、各金融機関の業務に合わせたその他のサービスを「オプション機能」として提供する。
http://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/list/A-E/BESTWAY_JJ.html

※3 「T-STAR/TX」について
資産運用会社での投資信託・投資顧問・年金等の運用業務を総合的にサポートするT-STARソリューションファミリーの1つ。国内シェア第1位の基準価額算出システムで、信託財産管理を柱に、投資信託会社のバックオフィス業務全般を支援する。
http://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/list/P-T/T_STAR_TX.html