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テックビューロ、自社プライベートブロックチェーン「mijinv.2」が3月26日よりオープンソース化プロジェクトを開始

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テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:朝山貴生)は、自社プライベート・ブロックチェーン製品の最新版である「mijin v.2 (Catapult)」のオープンソース化プロジェクトを発表し、第一弾としてSDK / API の提供を開始した。

「mijin v.1」ブロックチェーンは、2015年9月の発売より300社以上への提供実績を持つプライベート・ブロックチェーン製品となる。金融機関から電子マネー、認証システム、登記システム、ロジスティクスのトラッキングまで、幅広く利用可能な汎用ブロックチェーン製品。

On-Chain Asset Modeling (オンチェーン・アセット・モデリング)
企業の持つあらゆるアセット(資産)をトークンとしてブロックチェーン上に発行し、流通・管理が可能となる。トークンの発行量に制限は無く、また詳細にその仕様を設計できる。
Namespace(mijin v.1, v.2):mijinブロックチェーン上に企業・ブランド・個人・場所等を特定するIDを記録する。

Mosaic(mijin v.1, v.2):取得したnamespace上で、独自トークンを発行できる。発行したトークンは仮想通貨、ポイント、商品券、電子マネー、トレーディングカード、所有権、投票権、チケット、ユーザーID等としてアプリケーションやサービスで利用可能となる。

Smart Signing Contract (スマート・サイニング・コントラクト)
トークンとコントラクトを組合せ、様々な商慣習をブロックチェーン上の秘密鍵を用いセキュアに実行することが可能となる。これらはワンタイム・コントラクトとして、簡易に設定し管理できる。

Multi-Level Multisignature(新機能):指定した数の連署人が全員同意することでコントラクトを実行できる「マルチシグ」がさらに進化し、複数レイヤーで構築が可能となった。また指定した日時までに同意が集まらない場合は、コントラクトを自動で削除する。

Aggregate Transactions(新機能):複数の商取引(トランザクション)を1つのコントラクトの様に一括で実行する。実行には指定した連署人が全員同意する事が必須となり、揃わない場合は実行されない。例えば複数のユーザーが異なるアセットを持っており、お互いに交換したい場合に、相手を知らなくても信頼できるスワップ取引が可能となる。

今後の展開
オープンソース化プロジェクトの第一弾である「mijin v.2 (Catapult) ディベロッパー・プレビュー・サービス」へは、以下公式サイトより参加申込をし、SDKファイルのダウンロードや技術ドキュメントの閲覧が可能となる。第二弾は4月の開催予定となっており、5月に予定している第三弾の発表も引き続き、mijinブロックチェーンの公式サイトにて案内される。