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個人向け融資プラットフォームを構築するUPWARDS金融庁よりノーアクションレターを受領・株式会社バンク創業者光本氏他エンジェル投資家から資金調達

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株式会社UPWARDS(本社:東京都千代田区、代表取締役:村田大輔、以下「同社」)は、構築中の個人向け融資プラットフォーム「クラウドローン」(以下「本サービス」)について、この度、金融庁よりノーアクションレターを受領したことと、株式会社バンク創業者の光本勇介氏及び上場フィンテック企業で役員を務めるエンジェル投資家からの資金調達を実施したことを発表した。

■本サービスについて

これまでは個人が希望する条件で融資可能な金融機関を新たに探す方法として、インターネット等で一社ごとに検索をするか、数千あるといわれる「比較サイト」を活用する方法で情報を取得し、且つ融資可否の確認を行うためには個別に申込みを行う必要があった。

一方、本サービスでは、
1. ユーザーが個人の事情や希望条件に合わせてアンケート形式で回答する。
2. 1の情報を閲覧した各金融機関が独自の融資可能枠に該当するユーザーに対し直接提案をする。
3. 提案を受けたユーザーは、さらに希望に合う金融機関を選択し申込を行う。
と、この3つのステップで、金融機関と個人が事前に情報を取得することが可能。

<ユーザーのメリット>
・登録はたった3分で完了。完全無料で個人情報の登録も不要
・登録して待つだけで面倒で煩雑な融資元選びや審査の手間が省け、何度でも条件を変えて依頼が可能
・信用情報を毀損することなく希望条件にあった低金利の銀行ローンが見つけやすくなる
(この仕組みが、ユーザー本位サービスとして重要な意義を持つものと考えている)

<金融機関のメリット>
・新しい集客チャネルの獲得(国内初となる融資マッチングサービス)
・成約率向上による集客コスト効率の向上(マッチング機能による審査コストの削減)
・リスクを抑えた提案が可能(独自のスコアリング機能を活用)

本サービスの提供は年内のリリースを予定しており、現在20近くの金融機関とサービス提供に向けた協議を進めている。
(※現在も参加金融機関を募集していると言う。)

■ノーアクションレターの内容について

同社では、本サービスについて、金融庁へノーアクションレター(法令適用事前確認)手続を行い、貸金業の登録を要することなく、適法にサービスを提供することが可能である旨の回答を受領。

金融機関の融資商品を利用者に紹介する行為は、「金銭の貸借の媒介」に該当し、貸金業としての登録が求められる場合がある。一方、本サービスは貸付契約の締結に直接関わる役務を提供するものではなく、また、貸付契約の締結に向けた条件交渉や手続には一切関与していないことから、「金銭の賃借の媒介」に該当しない旨の回答を金融庁から受領した。

詳細については、下記ウェブサイトでの公表内容をご確認いただきたい。(公開2019年11月11日)
https://www.fsa.go.jp/common/noact/kaitou/024/024_14b.pdf

本サービスは、金融機関と借り手のミスマッチの削減を目指す国内初の仕組みで、貸金業法が定める登録要件を具備することが容易ではないスタートアップにとっての融資提供の可能性が拡大し、また、本分野における様々なサービスが誕生する道が開かれ、ユーザーの利便性がさらに増していくものと考えていると言う。

■資金調達について

また、本サービスのリリースに先立ち、この度株式会社バンク創業者の光本勇介氏及び上場フィンテック企業で役員を務めるエンジェル投資家の計2名から資金調達を実施した。