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宇宙ベンチャーのSpaceBD、2億円の資金調達

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SpaceBD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利)は、インキュベイトファンド4号投資事業有限責任組合と株式会社アニヴェルセルHOLDINGS(本社:東京都港区、代表取締役:青木柾允)を引受先とした第三者割当増資により、総額2億円の資金調達を実施した事を発表した。
昨年10月の資金調達に続いて計3億円の調達となる。
これによりSpaceBDは、小型・超小型衛星(以下、小型衛星)を対象とした一貫型打上げサービスの強化と、国際宇宙ステーション(以下、ISS)の商業活用を軸とする地球低軌道総合サービス事業の提供に向けた取り組みを加速していく。

Space BDは本邦初の「宇宙商社」として、産業内の潤滑油となり宇宙産業の発展に貢献することを使命に、2017年9月1日に新設された宇宙ベンチャーである。
発足以来、打上げ輸送手段と小型衛星のマッチング機能に加え、インターフェース調整、安全審査、輸送、契約交渉といった必要業務のアウトソーシング機能を備えた一貫型打上げサービス事業や、衛星用部品・コンポーネントの輸出入事業等を立ち上げる傍ら、国内外の官民機関とのパートナーシップ構築を進め、ISSの商業活用を軸とする民間主導の地球低軌道総合サービス事業に向けた取り組みを進めている。

今般、総合商社出身メンバーを中心とする事業開発チーム、衛星開発に豊富な実績を有するエンジニアリングチームの更なる拡充、海外拠点の新設を含む体制強化のため、7か月間で2度目となる資金調達を実施した。

これにより、ベンチャーならではの迅速かつ大胆な意思決定を活かした事業展開を更に加速させ、宇宙産業における多種多様な課題を解決するプラットフォームとしての機能を果たしていく方針。また、米国NanoRacks社とMOUを締結(2018年3月)、ISS商業利用におけるシナジー発揮に加え、次世代発展型の宇宙空間利用サービスにおいて、日米資産の商業利用を最大化する戦略的パートナーシップを深化させていくことを合意した。

インキュベイトファンド 代表パートナー 赤浦徹氏のコメント

インキュベイトファンドはシード期スタートアップへのインキュベーション投資を行う日本最大級のベンチャーキャピタルです。この度、SpaceBDの発足以降の実績とその将来性を高く評価し、2017年10月に続く追加出資を実行しました。今後SpaceBDに対して、宇宙ビジネスにおける志の実現と更なる事業拡大に向けて全力で支援してまいります。

株式会社アニヴェルセルHOLDINGS 代表取締役 青木柾允氏のコメント

この度、発足時より注目していたSpaceBDに出資させていただくこととなりました。宇宙ビジネスは今後、衣食住、エンターテイメントや教育等、消費者向けビジネスとの融合により大きな市場拡大が期待できます。当社は、事業シナジーも視野に入れ、可能性溢れるSpaceBDの挑戦を応援してまいります。

Space BD株式会社 代表取締役社長 永崎将利氏のコメント

産業の発展には、技術革新と二人三脚で走っていくサービス事業者が必要になると考えています。“人類最後のフロンティア”は現在、産業として発展していけるかどうか重要なフェーズにあり、宇宙産業発展への貢献という使命感を持って真摯に事業を進めてまいります。 この度、創業以来ご指導いただいてきた信頼し尊敬する2者からの出資を大変心強く、有難く感じております。