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コンカー、AIを活用したOCR技術により、経費精算業務を大幅低減するモバイルアプリの新機能「ExpenseIt®」をリリース

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出張・経費管理クラウドのリーダーである株式会社コンカー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三村真宗、以下 コンカー)は、AIを活用したOCR(光学的文字認識)技術により、スマートフォンで領収書を撮影するだけで、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」にデータが自動入力される新機能「ExpenseIt®(エクスペンスイット)」を、SAP® Concur®のモバイルアプリに搭載したことを発表した。

同時に、交通系ICカード(Suica、PASMO等)をiPhoneにかざすだけで、近隣交通費のデータを読み取り、Concur Expenseに自動入力できるモバイルアプリ(名称未定)の開発に着手したことを発表。これにより、従来必要だった専用の据置型ICカードリーダー端末を使用せず、iPhoneを使ってエンドユーザーが個々に近隣交通費のデータを直接取り込むことが可能になる。

ExpenseIt概要

ExpenseItは、スマートフォンで撮影した領収書の情報をOCRで読み取り、Concur Expense上での経費精算レポート作成をサポートしてくれるもので、SAP Concurモバイルアプリの新機能として搭載された。従来は領収書の撮影後、経費明細の入力作業がエンドユーザー側で必要だったが、ExpenseItを使って領収書を撮影すると、支払先名、経費タイプ、金額、通貨、日付がAIにより自動判別された経費明細データがConcur Expenseに自動で取り込まれる。また、ユーザーが加えた修正内容はクラウドシステムに蓄積され、AIがそれを学習することで、利用を重ねるほどにOCRの自動読み取り能力が向上する仕組みである。本機能は「Concur Expense Professional」および「Concur Expense Standard」と連携して使用することが可能。

交通系ICカード読取りアプリ概要

従来、交通系ICカードからのデータ読み取りには据置型ICカードリーダー端末が必要だった。本モバイルアプリを、iOS13以降を搭載したiPhoneで起動し交通系ICカードをかざすだけで、利用日・金額・乗降駅といったデータを読み取り、Concur Expense上での経費精算レポートの作成をサポート。これにより、据置型ICカードリーダー端末の購入・設置をすることなく、いつでもどこでも交通系ICカードのデータを取り込んで電車代、バス代、タクシー代などの精算申請が完了できるようになる。本モバイルアプリは「Concur Expense Professional」および「Concur Expense Standard」と連携して使用することが可能。なお、リリースは2020年前半を予定していると言う。