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積水化学工業、ベトナムのプラスチックパイプメーカーへ資本参加

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積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下 貞二)は7月5日、ベトナム社会主義共和国の南部ビンズオン省に本社を置くプラスチックパイプメーカー TIEN PHONG PLASTIC SOUTH JOINT STOCK COMPANY(社長:DANG QUOC DUNG、以下「TPS社」)との間で、同社によるTPS社への資本参加に関する契約を締結したことを発表した。

積水化学工業株式会社は2013年、TPS社の主要株主であり、ベトナム最大手のプラスチックパイプメーカーであるTIEN PHONG PLASTIC JOINT STOCK COMPANY(会長:TRAN BA PHUC、以下「TP社」)と業務提携契約を締結し*、ベトナムでの配管・インフラ分野の事業拡大を図ってきた。
今回、ベトナム北部を中心に活動するTP社との業務提携に加え、TP社が出資し南部で事業を展開するTPS社に資本参加を行うことで、積水化学工業株式会社のベトナム事業のさらなる拡大を図るとともに、将来の他のASEAN地域進出の橋頭堡とする。

資本参加後は、次の①~③の施策に取り組む。
①ベトナム南部市場における需要獲得に向け、TPS社への当社特許ならびに生産ノウハウの使用を許諾し、TPS社の製品ラインナップ強化を実施

②TP社、TPS社の販売網活用による、当社の上下水道およびプラント向けパイプ関連製品などの拡販

③TP社、TPS社の生産拠点活用による他のASEAN地域および日本向け製品の製造委託

これらの取り組みも含め、環境・ライフラインカンパニーのアジア(日本除く)における売上高を2019年度に33億円増加(2016年度比、75%増加)させることを目指す。
なお、今回の契約に基づき、積水化学工業株式会社は2017年8月を目途にTPS社の新規発行株式を取得する予定である。これにより、TPS社の発行済み株式の25.3%を積水化学工業株式会社が保有することになる。
また、積水化学工業株式会社からTPS社の取締役として1名を派遣し、両社の成長・発展のために協力していく。

*2013年7月23日付当社プレスリリースご参照 「ベトナム大手プラスチックメーカーとの業務提携について」