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カウラ、ブロックチェーン利用の個人データ記録管理フレームワークDocumentEigenFrameworkを開発

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ブロックチェーン・プラットフォーマーをめざすカウラ株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:岡本克司)はブロックチェーン利用のドキュメント・データ管理ソリューションを拡張し、個人データの管理・運用アプリケーションを容易に作成するフレームワーク “Document Eigen Framework 以下「DEF」)を開発した事を発表した。DEFを利用することで顧客はブロックチェーンの知識に精通していなくても安全で効率的なアプリケーション作成が行える。

Kaulaは2016年から米国Factom社の独自の自律分散型台帳技術を利用したブロックチェーン・ソリューションの開発を国内でいち早く行ってきた。Factomはドキュメント・データの記録管理並びにドキュメント・データをベースにしたプロセス処理を効率的に行うことができ、これまでに保険や医療などの文書管理システムや土地の所有権など公的な記録管理システムに適用されている。

また、Kaulaはドキュメント・データの記録管理アプリケーションのひとつである「自己管理型」個人データの管理システムの構築に取り組んできた。これは、個人本人が登録した個人データを、本人が任意に、自己管理のもとに、サービス提供者に対して利用を許可できる仕組みとなる。

このなかで、自己管理型個人データの管理アプリケーションに共通のコア機能を抽出し、アプリケーション構築用のフレームワークDocument Eigen Framework 「DEF」を開発する。
事業者は、同フレームワークを使用して独自のアプリケーションを構築・運用することができる。保存されたドキュメント・データの記録の改ざんや消失を排除することができ、記録の一貫性と透明性を担保でき、更に個人情報の保護することが可能となる。

同フレームワークは、個人データのハッシュ値などをブロックチェーン上に保存することにより、個人データの存在の証跡を確保すると同時に、改ざんを排除する。関与するステークホルダーには読み取り専用のアクセス権を発行する。また、必要に応じて個人データを暗号化して保管する。

第三者への個人データの開示にあたっては当該の個人が責任を負い(自己管理型)、妥当なアクセス権を付与することができ、また同時にプライバシーを確保する。さらに、自己管理モデルの拡張としての信託モデルもサポートする。