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東京大学発ベンチャーのナノティス、総額4500万円の資金調達

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感染症即時診断デバイスの研究開発を行う東京大学発ベンチャーのナノティス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO, Founder:坂下理紗)は、静岡キャピタル株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:水谷林蔵)が運営する静岡キャピタル7号投資事業有限責任組合、浜松ホトニクス株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:晝馬明)、個人投資家と併せ総額約4500万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。

ナノティスは、2016年6月創業の東京大学発ベンチャーとして、「病魔と闘うすべての人に、迅速・的確なNoticeを提供する」というミッションのもと、どこでも・誰でも・迅速・高感度に実施可能な次世代の感染症即時診断デバイスの研究開発を行っている。まずはインフルエンザを対象とし、発症直後から痛みの無い高感度検査を迅速・簡便に実施できる未来を創成する。将来的には多疾患への適用を目指し、スマートフォン等との連携により革新的なヘルスケアシステムの構築、疫学調査への応用といった多様なサービスへの展開も見込んでいる。今回の資金調達により、要素技術の確立に向け技術者・研究者並びに経営戦略人材といったコア人材の採用強化を通じ更なる事業拡大を図っていく。

ナノティス株式会社 代表取締役CEO, Founder 坂下理紗氏のコメント
「一秒でも早く、病気で苦しんでいる人に的確なお知らせを届けたい」。そんな想いで真に医療現場に価値をもたらす革新的な即時診断デバイスを創成すべく、事業を進めて参りました。
素晴らしいチーム、創業からご支援頂いている皆さまのおかげに資金調達が実現し、技術開発に大きなシナジーのある光技術のリーディングカンパニーである浜松ホトニクス様、浜松に強力なネットワークをもつ静岡キャピタル様、経験豊富なエンジェル投資家の皆さまからご支援を頂く運びとなりました。今回の資金調達を機に人材の獲得を行い、革新的な技術開発を行う基盤を最速で整えることができると確信しています。ご期待ください。

静岡キャピタル株式会社 取締役社長 水谷林蔵氏のコメント
ナノティス株式会社は、有望な若手メンバーで構成され活力に満ちています。また、研究開発を推進するための強力なバックアップ体制も兼ね備えており、医療機器開発のスタートアップとしては稀有な存在として非常に高く評価しています。今回の出資がナノティス社の成長を加速させる原動力となることを期待しています。

浜松ホトニクス株式会社  代表取締役社長 晝馬明氏のコメント
当社は、国内外の大学発スタートアップベンチャーを支援し光技術を応用する新たな産業を発掘するため、2018年4月にCVCを設立しました。東京大学発ベンチャー企業だけでなく、多くの大学発スタートアップベンチャーの皆さまに、当社の投資に対する姿勢や企業理念を認識していただく機会になるのではないかと期待しています。今後、当社が培ってきた光に関する技術や知見を提供することで、ナノティス社の研究開発に協力していきたいと思います。