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注目ベンチャー

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めざすのは持続的な成長力 時間をかけて着実に人財を育てる / 注目ベンチャーインタビュー インタビュー後編

株式会社ピーズサポート 代表取締役社長 渋谷友和

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クライアントに指導するのは勇気をもって仕事を任せること

ピーズサポートは人財育成に向けた権限委譲にも重点を置いている。任せれば育つことは周知の鉄則だが、なかなか任せきれないのが通例だ。渋谷氏は「部下に任せることには勇気が必要です」と指摘する。渋谷氏自身、店長に就任して店舗運営を任せられて実力をつけ、事業部長に昇格してからは、店長に任せることで育て上げた経験をもつ。

「任せることはプロセスに口をはさまないことであり、私も部下に任せたときには勇気が要りました。いまのクライアントには6店舗のホールに対して、社長が実質的に店長のように関わっていた企業があります。そこで、まず2店舗だけ当社の管轄として、店長に運営を任せるようにしました。社長が関与してこないので、店舗スタッフは皆驚いています」

もうひとつ、人財育成の重点的な方針として、即効性を求めないことが挙げられる。重視しているのは、あくまで持続性である。

「当社のメンバーが現場に入って改善すれば、すぐに業績が上がると思います。しかし、それでは3人の手が離れて以降は、業績が元に戻ってしまうかもしれません。業績の向上を持続させるために店長やスタッフを育成が大切ですが、人財はすぐに育つものではありません。一定の時間がかかります。その意味で、クライアントには細く長く関わっていく考えです」

いわば成長体質を築き上げることをサポートの根幹に置いているのだ。「細く長く」の方針に従って、報酬単価は同業のコンサルティング会社の約半分に抑えているという。

500件以上の物件を精査物件仲介やM&A仲介にも着手

同社は設立以降、パチンコホール運営企業に加え、遊技機械メーカーもクライアントに加わった。今後は、渋谷氏が500件以上の店舗物件を精査した経験を投入し、物件仲介やM&Aアドバイザリー、あるいはカプセルホテルなどへの業態展開サポートも計画している。その先に構想しているのがホール経営だが、これは難題ではないのか。

「個人がホール経営に乗り出すことについては、10人中9人が『失敗する』と意見してきます。しかし、私はできない理由を並べるではなく、できる理由を挙げて仕事をしてきました。このスタンスでホール経営も考えていきます」

20年におよぶ業界経験にもとづくホール経営者への助言も聞いておきたい。「私から助言することはおこがましいと思いますが…」と断わったうえで、渋谷氏はこう述べる。

「私が知る限り、2代目や3代目の若手経営者には、先代と比較されるプレッシャーや、業界につきまとうグレーなイメージに悩んでいる方が多い。しかし、許認可事業であるホール経営は、遊技機械の交換ひとつとっても所轄警察署の許可が必要で、きわめて透明性の高い事業です。透明性の高い事業に取り組んでいることに、胸を張っていただきたいと思います」

インタビュアー:経済ジャーナリスト 小野 貴史, 株式会社トラフィックラボ代表取締役 清水彰人, KSG ヴァイスプレジデント 中塚 進悟

前編はこちら >> 経験20年の現場出身者たちがパチンコホールの持続的成長を支援

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