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2017年3月第3週のIPO・株式上場まとめ:株式会社ビーグリー

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2017年3月第3週にIPO・株式上場した、株式会社ビーグリーについて振り返ります。

株式会社ビーグリーのIPO概要

上場日:3月17日
会社名:株式会社ビーグリー(コード3981)
事業内容:コミック配信サービス「まんが王国」の運営等
市場:東証マザーズ市場
主幹事:SMBC日興証券
公募価格:1,880円(時価総額11,053百万円)
資金調達額:723百万円
初値:1,881円(時価総額11,059百万円)
公募価格に対する初値当落率:0%

上位株主
・リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド3号投資事業有限責任組合 76.25%
・小学館 9.42%
・吉田仁平(社長) 7.35%
・佐藤俊介 3.42%
・日本出版販売 0.87%

業績
【2013/12期】 売上高0百万円、経常利益▲0.3百万円、当期純利益▲0.3百万円
【2014/12期】 売上高5,728百万円、経常利益55百万円、当期純利益30百万円
【2015/12期】 売上高7,192百万円、経常利益705百万円、当期純利益232百万円
【2016/12期】(見込) 売上高8,337百万円、経常利益748百万円、当期純利益407百万円
【2017/12期】(予想) 売上高9,165百万円、経常利益1,082百万円、当期純利益672百万円
※2013/12期、2016/12期・2017/12期は単体決算

事業内容

・同社はインターネットでのコミック配信サービス「まんが王国」の運営を主に行っている。2006年より「まんが王国」のサービスを展開の(途中、企業再編等により現在の会社の設立は2013年11月となっている)、コミック配信サービスとしては老舗の会社と言うべき存在である。

・尚、2016年9月時点で、「まんが王国」の累計ダウンロード冊数は5億冊となっている。

業績について

・「まんが王国」は2006年よりサービスを開始しているが、現状の存続会社は2013年11月に設立された関係で、決算は2013/12期からスタートしている。

・2014/12期時点ですでに売上50億円超の会社となっていたが、本格的に利益が上がり始めたのは2015/12期以降。経常利益は2014/12期55百万円→2015/12期705百万円と急増している。

・前期ほどの伸びは無いものの、2016/12期も経常利益705百万円→748百万円と着実に利益が拡大する事業計画となっている。また2017/12期の予想経常利益は1,082百万円としており、2017/12期に経常利益で10億円を超す計画。

・12月決算の会社で3月のIPOであり、期越え決算でのIPOとなっている。

株主について

・投資ファンドのリサ・コーポレート・ソリューション・ファンド3号投資事業有限責任組合がシェア76.25%(持ち株数4,405,495株)で筆頭株主となっている。

・同ファンドは売出にて4,044,700株を拠出し、その株式の殆どを売却。IPO後の同ファンドの株主シェアは約6%となる。

・上場後の売出株+公募株を合わせた株式流動比率は約80%となっている。

IPOの結果

・主幹事はSMBC日興証券。

・公募価格1,880円。2016/12期予想EPS(1株当たり当期純利益)74.1円であり、公募価格の予想PER25.3倍。尚、2017/12期予想決算でのEPSは115.9円であり、予想PER16.2倍となっている。

・上場初値は1,881円。公募価格と初値は1円しか違わず初値騰落率は0%となっている。