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TAK-Circulator、日本触媒に対し第三者割当増資実施

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日本触媒は、TAK-Circulator が実施する第三者割当増資を、日本触媒が引き受けることで合意したと発表した。

1.本提携の目的
日本触媒は平成 26年度にスタートさせた長期経営計画「新生日本触媒2020」に基づき、 健康・医療事業を始めとする新規事業の早期立ち上げ・新製品の速やかな上市を目指した取り組みを行っている。 その中で健康・医療事業に関しましては、次世代医薬品シーズの研究開発・臨床開発から製造受託に至る、一貫したサービスを提供する創薬支援事業の確立を目指した活動を進めてお り、市場の拡大が見込まれるペプチド医薬※1 原薬、DDS 分野への参入に続いて、新たな有望領域として核酸医薬※2原薬への参入を検討している。日本触媒は、こうした事業分野において、革新的なシーズを保有する企業等との提携の可能性を探し続けている。 TAK-Circulator は東京大学保有の革新的な技術を駆使した皮膚細菌叢※3 のゲノム解析 サービスであるマイクロバイオーム事業を展開するとともに、健康長寿を実現する核酸医薬の創薬を進めている。 今回の資本提携を通じて、日本触媒は TAK-Circulator の核酸医薬シーズの開発を促進するとともに、同原薬の開発・製造の面で業務提携を実施するべく、今後両社で協議を進めていくとしている。

※1.ヒトの体内で分泌されるホルモンなどの生理活性物質(アミノ酸の縮合体)を医薬品として応用するもの
※2.DNAと同じ核酸を構成成分とする核酸分子からなる医薬品で、癌や遺伝性疾患等の難治性疾患に対する革新的な医薬品として発展が期待されている
※3.人間の皮膚に常在している微生物の集合

2.本提携の概要
日本触媒は、両社の関係強化と TAK-Circulator の核酸医薬シーズの開発促進のため、 TAK-Circulator が第三者割当増資により新たに発行する普通株式 16,000 株を以下の通り 引き受ける。これにより、日本触媒はTAK-Circulatorの増資後の発行済株式総数の 21.42% を取得する予定。
① 日本触媒による引受株式の種類及び数 :普通株式 16,000株
② 引受後の持分比率 :21.42%
③ 払込期日 :平成 28年8月25 日