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PDエアロスペース、H.I.S.及びANAホールディングスと宇宙輸送事業化に向け資本提携

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PDエアロスペース株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:緒川 修治)株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:澤田 秀雄)、ANAホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:片野坂 真哉)の3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて、資本提携した。

PDエアロスペースは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開しており、現在、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジン(※1)と、完全再使用型弾道宇宙往還機(※2)を開発中。
H.I.S.とANAHDは、宇宙旅行・宇宙輸送実現にむけて、国内唯一の有人宇宙機開発会社であるPDエアロスペースと資本提携し、民間主導による宇宙機開発を推進し、2023年12月の商業運航開始を支援する。

今後は、PDエアロスペースの有人宇宙機開発にANAHDが旅客機運航の知見を活かして宇宙機のオペレーションをサポートし、H.I.S.が宇宙旅行、宇宙輸送サービスの販売を担う。PDエアロスペースは、有人宇宙機の開発を通じて、宇宙という未知で広大な領域が多くの人にとって、より身近な存在になるよう事業展開していく。

※1ジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジンとは
単純な筒構造で構成され、かつ極超音速の飛行が可能なパルスデトネーションエンジンの特性を活かして、ジェットエンジンとロケットエンジンの機能を1つのエンジンで相互に切り替える。これにより、空気中も宇宙空間も1つの機体で飛行することが可能となる。
※2完全再使用型弾道宇宙往還機とは
航空機のようにシステムの全てを繰り返し使う。離陸(或いは、発射)後、放物線を描くように、宇宙空間へ到達した後に自由落下して地球に帰還、着陸することが出来るシステム(宇宙機)。
※スペースシャトルは、燃料タンクを使い捨てるため、部分再使用型宇宙往還機。