パナソニック、工場向けソフトウェアのシステムインテグレーターを子会社化

MESは製造現場において、具体的な生産指示や監視、実績分析を行い、より精緻に生産能力や実績を把握することを目的としたシステムである。
近年、電子機器・自動車産業を中心に、IoT（Internet of Things）化の進展が加速しており、この大きな潮流の中、MESを導入し予実管理やロスコスト低減を行うニーズが高まっている。これらの動きはMESが導入されていなかった業界へも急速に拡大している。

両社は、PFSCの営業力と、DCSのシステムインテグレーション人材が一体となり、より多くのユーザーに、より高いレベルの工程改善ソリューションを提供していくことが肝要であるとの認識に至り、両社で協議を重ねた結果、PFSCがDCSを子会社化することで合意した。
同社によるとPFSCとDCSは、今後の成長市場であるMES分野において、特に今後MESを新たに導入する業界を中心に、両社一体となって製造フロア提案型ビジネスを拡大し、パナソニックのB2B事業の成長を加速させていくと述べている。